Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
なぜか今更買う。浦沢作品では、『MONSTER』はいろいろな結末や結論をボカした煮え切らなさが、まだ味になっていた部分があるんだけど、単純娯楽を目指していたはずだった『20世紀少年』で結論の拒否をさらに押し進めてしまったのは残念すぎた。
単話ではベタに落として面白く見せる技術がありながら、そうなってしまうのは、物語の核を直接的に描かないことで作品自体が高尚なものになるように目指しているがゆえの弊害か、大筋の話をベタに収めようとするのを避けているのが原因なのかもしれん。
『PLUTO』も、そんな2作の雰囲気を完全に踏襲しているので、ただただ途中の興味を惹き付けるだけ惹き付けておいて、結論を投げ出しかねない危うさを感じているんだけど、『鉄腕アトム』というちゃーんとした高尚すぎず低俗すぎない塩梅の結末を描いた原作があるのだから、惹き付けてきた途中の興味に見合った(少なくとも直接描写を拒否して投げ出さない)オチを付けてくれると期待している。
…のだけど、「“ゲジヒト=プルートゥ”なのでは?」と思っていた私の当初の予想は大きく裏切られ(しかしそもそもそんな物語矛盾が出てくる予想をするな;)、直接的な結論をボカしたまま最期を迎えてしまった今巻を見ると、不安要素が増えてる一方な気がしている。
あと、この人はリアル過ぎないから見やすい等身大の人間を描くのは巧いのだけど、そのせいで、いかにそれがテーマのひとつとはいえ、どのロボットも均等にロボットにはまるで見えないのは、「ロボットなのに、怒りや憎しみが湧いてくるなんて!!」とかの衝撃シーンが何一つ衝撃にならなくなってしまうというマイナス要因が…
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