Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
第6シーズンを漏らさず視聴するほど『相棒』熱に浮かされている私ですが、本シーズンだけで『相棒』すべての価値を断定するのはアレだと思ったので、過去の作品にも触れるべく、再放送があればなるべく見るようにしているのです。
でも「閣下の城」を見逃したのは痛かった…
今回のは初々しい第1シーズンの終盤に放送された話。
先週の再放送がこの次の話数で、意表を突く始まり方以外はかなりオーソドックスな推理モノに仕上がってたので、今の急展開と大どんでん返しのハイスピードな話の進め方と比べると随分普通のところから始まったんだなぁ、とか思っていたのだけど…
今日の「人間消失」は、『相棒』という作品が当初から持っていたパワーというのを思い知った気分。
催眠術による人間の行動操作という、推理モノのトリック話においては御法度というか、トンデモのレベルに入るネタを出してきているのに、それをマリー・セレスト号のミステリーやパイドパイパーの薀蓄や医療催眠法の解説などの知識で補強していて、胡散臭さがほとんどなくなっているのがすごい。
また、催眠術のタネ明かしだけで物語を押していくのではなく、犯人や証拠探しというミステリーのオーソドックスな部分ももうひとつの柱にしてあり、しかもそれの手がかりが、日常の何気ない細かい仕草である、というシナリオの気の遣い方も、ウィットに富んでいて面白い。
しかもミステリーとしてそれだけの定石を踏まえているというのに、それだけに精一杯にならず、伊丹や美和子のキャラで遊んでみるというキャラいじりもちゃんとできているのでシリーズ中の一作としてもちゃんと面白く、しかもその脇の話さえも物語のメインストリームに伏線として組み込んでしまう力技。
うーん、なんだかすごいモノを見た気分だ。
脚本は、私が『相棒』にハマるきっかけとなった「密やかなる連続殺人」の砂本量。
惜しい人を亡くした。
でも「閣下の城」を見逃したのは痛かった…
今回のは初々しい第1シーズンの終盤に放送された話。
先週の再放送がこの次の話数で、意表を突く始まり方以外はかなりオーソドックスな推理モノに仕上がってたので、今の急展開と大どんでん返しのハイスピードな話の進め方と比べると随分普通のところから始まったんだなぁ、とか思っていたのだけど…
今日の「人間消失」は、『相棒』という作品が当初から持っていたパワーというのを思い知った気分。
催眠術による人間の行動操作という、推理モノのトリック話においては御法度というか、トンデモのレベルに入るネタを出してきているのに、それをマリー・セレスト号のミステリーやパイドパイパーの薀蓄や医療催眠法の解説などの知識で補強していて、胡散臭さがほとんどなくなっているのがすごい。
また、催眠術のタネ明かしだけで物語を押していくのではなく、犯人や証拠探しというミステリーのオーソドックスな部分ももうひとつの柱にしてあり、しかもそれの手がかりが、日常の何気ない細かい仕草である、というシナリオの気の遣い方も、ウィットに富んでいて面白い。
しかもミステリーとしてそれだけの定石を踏まえているというのに、それだけに精一杯にならず、伊丹や美和子のキャラで遊んでみるというキャラいじりもちゃんとできているのでシリーズ中の一作としてもちゃんと面白く、しかもその脇の話さえも物語のメインストリームに伏線として組み込んでしまう力技。
うーん、なんだかすごいモノを見た気分だ。
脚本は、私が『相棒』にハマるきっかけとなった「密やかなる連続殺人」の砂本量。
惜しい人を亡くした。
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購入してしまいました…
映画『相棒』の前売り鑑賞券(苦笑)。
実はワタクシ、今までTVシリーズ→劇場版…
となった作品を鑑賞したことが無く…汗。
『海猿』も、アノ超有名な『踊る…』でさえ未見。
なものですから、TVシリーズではワタクシ的には
特に大ハズレを感じさせた事の無いこの作品が
どうまとめてくるのかしら?♪とひそかに、
楽しみにしておりますの(笑)。
実はワタクシ、今までTVシリーズ→劇場版…
となった作品を鑑賞したことが無く…汗。
『海猿』も、アノ超有名な『踊る…』でさえ未見。
なものですから、TVシリーズではワタクシ的には
特に大ハズレを感じさせた事の無いこの作品が
どうまとめてくるのかしら?♪とひそかに、
楽しみにしておりますの(笑)。