く、黒田ぁーーー!!!! 何しとんねんッ!!!!
東京湾の、それも沿岸に沈められてるガンダム格納庫。そこに、服着たまま飛び込んでかなりの深度まで泳いでいく刹那、そしてガンダムエクシア発進…
どんだけ荒唐無稽な描写と設定なんだよッ!! すごく懐かしい感じがするぞ、そのいー加減さ(笑)
もし、エクシアが裸のまま放っておかれたりしてたら、さらにそれっぽかった。
でも『ガンダム』として許されるものじゃないぞ、コレ…
しかし、個人的にはちょっと楽しかったりする(笑)
今回のお話は…
ソレスタル・ビーイングに非難声明を発表する人類革新連盟。人革連軍からガンダム捕獲を命じられるセルゲイ、そして超人機関から送り込まれたソーマ(強化人間?)。
ソレスタル・ビーイングの武力介入を当てにして、米国ユニオンからの脱退を宣言する南米タリビア国。
脱退を許さずタリビアに軍を派遣する米国。
大方の予想を覆し、タリビア軍を紛争補助と見なし攻撃するソレスタル・ビーイング。
米国と和解し助けを乞うタリビア。
しかし、タリビアと米国は裏でつるんでいた。すべてはタリビアと米国の思惑のままに進んだのだった…
ソレスタル・ビーイングはどちらを支持するのかという緊迫感と、第三の選択を行なうガンダム、そして話の裏でおいしいところを全部持っていく米国というどんでん返し。
早い内から先が読める粗筋だけど、ストーリーが二転三転していく様子は見ていて面白い。
作戦終了後に、カスタムフラッグでエクシアを猛追し渡り合うグラハムという、シチュ的にもキャラ的にもバトル的にも楽しいサービスもある。
最後に「世界はそんなに簡単じゃない」という一言で締めていることを含めて、全体的に一話完結の短編のようなまとまりを見せている。
個人的には面白い形態だと思うけど、長編的な引きが目立ってないのは『ガンダム』としてどうなんだろう…
作画的には、動きが制限的な上にぎこちない部分もあり、落ち目。コンテの切り方にも変な部分が目立った。メカ作画は頑張ってるけど、クセが強かったな。