良作とは言えないのだけれど、最近キャラアニメに化けてきたから、そのせいで。
始まる前はキャラデザインが『SEED』と同じ平井久司ということで叩かれまくっていましたが、「キャラデザが駄作と同じ人だからって、観る前から話の内容まで同じように酷評するのはおかしい」と思って応援してたんですよ。
『SEED』と違って傑作になって、叩いていた人の鼻を明かしてやれ、と。
で、実際に放送された話を観て思ったのは
「なんだ……、このヘタレ“エヴァパクリ”作品は……(呆)」ということ。
すぐさま酷評側に回りましたよ(笑)
だって、設定や世界観はロクに説明しないし、設定を活かしてるように全然見えないし、キャラは描写不足で、昼ドラ展開で鮮烈な印象を残した『SEED』以下とさえ言えるし、話もロボット戦闘もまるで盛り上がらず、これも『SEED』以下。
それどころか、ストーリー展開に整合性が欠如することがあるときも。
『SEED』よりいいのはキャラの描線の丁寧さだけですかッ!?
(↑『SEED』のキャラ描線は荒っぽく感じる)
でも途中からキャラが立ってくるようになって、島から逃亡していた主人公・一輝が島のピンチにパワーアップして帰ってきた辺りから急激にキャラアニメ化して、面白いと感じるようになりました。
前半の目も当てられないヒドい展開から比べれば、今の状態とは雲泥の差!
…まぁ、その時からレギュラーキャラになった、島の全管理を司る少女・皆城乙姫が個人的に“萌え”だったからって理由もあるんですけど(←死ね)
(だって~、兄の総士を呼び捨てにしてたり、いろいろ悟っていて動じなかったり、小さな女の子に超能力や島を動かす全ての権限が与えられてるって、なんかいいじゃん~
↑死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!)
キャラ以外にも、はっちゃけた設定をフルに使って遊び始めたのが観てて楽しいってのもあるんですけどねぇ。あの、ご近所の皆様による査問会とかさ。
で、今回。
戦闘がなんかテレビゲーム的になってしまった。
「敵6体を30分で撃退って新記録じゃないですか!」ってセリフにそれが顕著…。
後の戦闘なんて描写さえされず、省略されるというヒドい扱い…。
学校から出動する様子と合わせて観てみると、存亡をかけた戦闘が、ノルマが厳しい部活の練習程度にしかなっていないぞ(汗)
…でも、いいんですよ。
メインは登場人物の心情の描写で、それが(それなりに)面白くできてるんだから。
それに、こんなに戦闘を省略しなければならないほど展開を急いでるのは、前半でタラタラタラタラ時間使いすぎたツケが回ってきたせいなんですから…。
その時と今じゃ、シリーズ構成の担当者が変わってるしなッ!
…しっかし、前半にしても今にしても、
相変わらず主人公・一輝が全然目立ってないのはどうしたものかッ!?
まぁ、前半と比べればだいぶ描写されるようになって嬉しい限りですが…。