…うーん、そろそろ離脱させてもらったほうが良さそうだ、個人的に。
この作風は……琴線に触れる要素が多いので好きな人は少なくないということは分かるんだけど……合わないなぁ
語る設定が長い長い。
長くて煩雑ですんなりとは分かりづらいのに、視聴者の代弁者であるところの主人公はあっさり説明を受け入れて、それを踏まえての反論さえする始末…
なんか、見ていてすごく置いてけぼり感が。
人型をした炎が襲ってくるときのエフェクトとか、マンションのせり出し階段から逃げて自転車置き場の屋根を転げ落ちるカメラワーク・レイアウトとか、反撃方法を思い付いてエレベーターで上がってくる瞬間のケレン味とか、迫力や緊張感は面白く出せているところもある。
…が、そういうのは、今まで語ってきた設定がまるっきり関係しない面白さであるので、どうしてくれよう(汗)
いっそのこと、原作の説明ゼリフを多少省いてでも、こういうアニメ的な面白さを伸ばす(変換する)工夫をすればいいのに、原作を逐一忠実になぞってるっぽいからバランスが悪いなー
瀕死のインデックスの自動応答も、その機械じみた応対とか手順に面白みがあるのかもしれないけど、あまりに落ち着いて淡々としているので、とても「あと15分で生体機能停止」な状態だとは見えず、タイムサスペンスが全然機能していなくて、緊張感の説得力が薄いなぁー
あと、個人的には、ああいう魔術で重傷なのがとりあえずでも治るのかどうか、画的に納得がいかん。
小萌先生が体内時計で時刻を正確に計れることに「健康的な生活習慣と食生活を維持していれば容易いこと」とか言っていたが、灰皿に山盛りのタバコやビール缶が転がりまくるあの部屋を見たら、全然説得力がないんですけど!
だが、かわいい顔してグダグダな生活送ってるってのは、非常に好みでオレに良しッ!(笑)
何でも打ち消すという主人公の便利な無敵設定だが、ヒロインを救う効能さえも打ち消してしまうので一緒に居られない、というマイナス面も作り出すことで葛藤を生み出しているのは、うまく使えば面白くなってきそうだが。