今日は昼食の量が少なくて、待ちに待った夕食の時間…
夕食担当者の母の帰りが遅くてヤキモキ…
で、時は流れ、ようやく夕食が飯台の上に並べられたんで、我先にと膳の前に座った……
……のだが、
茶碗を持った瞬間、背後から私の頭部を鷲掴みにする手が出現…
弟「服買いに行くから車出してくれ」
私がウンとも何とも言ってないのに、鷲掴みにしたまま玄関までズルズルと引きずっていく弟…
「夕飯前にして、なんで貴様のアッシー君やらにゃならんのじゃ!」
と怒鳴りながら、言われたままにカローラ出してくる押しの弱い私…(泣)
で、「すぐに戻る」と言われて、店の駐車場で待たされること、約20分…
どこが“すぐ”?
暇つぶしに聞いてたケータイの着メロ32曲全部聞き終えてしまった…
(ああ、MDプレーヤー欲しい…;泣)
ようやく両手に紙袋抱えて戻ってきた弟。
ここがお台場で、袋の中身が同人誌だったらお笑いだったけど(笑)
まぁ、弟はそういう方面には全く縁のないヤツなんで、中身は普通に苦労して選んできた(らしい)洋服がぎっしり。
長かったけどこれでようやく家に帰って夕飯が食える~
…と思ったんだけど
弟「別の洋服店に行って」
………。
……ハァ!?
弟「次行ったら帰るさかい、頼むわ」
「すぐ帰る言うたやろッ! なんで行かなならんのじゃ!?」
…と怒鳴りつつ、車を件の洋服店に向かわせる押しの弱い私…(泣)
その店で「今度は絶対すぐに戻る」と言われたのだけれど、20分もの間、全く店から出てくる気配なし…
だからヤツの約束は信用できねぇっつーんだよ…
今度も両手に紙袋提げて戻ってきた弟。
そして車に乗って第一声…
弟「よし! 今度はゲーム店に行ってもらおうか」
………。
……ちょっと待ちな。
弟「そこ行ったら今度こそ帰るさかい、とっと行ってくれ」
………。
「今度は時間かからんのやろな…」
弟「う~ん… たぶん半時間ぐらいは買うモン悩むと思う(爆笑)」
………。
…行ったさ。
こんなこと言われても行ったさ。
バカとは思いつつも言いなりになって行ったさ、ゲーム店!
しかし、また虚無に待たされると思うとまた腹立たしくなってきて、でも弟に対してストレートに文句言う度胸なんてないから、イライラが溜まる一方…
いっそのこと、コイツ置いて一人で帰ってやろうかとも思ったけど、さすがにそれはやり過ぎだろうと自己ツッコミ…
……ん?
ならば、やり過ぎにならないように置き去りにしてやれば…
………。
…で、勝手に駐車場から離れる私(笑)
しばらくは夜の街で一人、夜間走行の練習~
ヤツが戻ってきたら車がないことに気付きあわてふためくことでしょうよ。
報復があるかもしれないけれど、そんなことはどうでもいい!
一時的に精神的ダメージが与えられればそれでいいのだよ!
それが私のささやかながら割と残酷な復讐!
で、しばらく夜の街をドライブしてから、頃合を見計らって駐車場に戻ってくる。
これで、駐車場をさまよう惨めな弟の姿が見られるぜ……
……と思ったら、
ちょうど店の入り口から出てきたところの弟発見……
弟「ん? どっか行ってたの?」
………。
……精神ダメージ皆無 _| ̄|○|||
空腹と復讐失敗で、逆にこっちがショック受けて、沈んだまま家に帰ったら、着いたなり母親が玄関から飛び出してくる。
母「ご飯や言うてたのに、なんで勝手に出かけたんやッ!? しかも車で! 急に車で行かなならん用事ができて車使わなならんようになったってゆーのにッ!」
私「だって弟がさ…」
…と、弟の座っていたところを指差したが、すでに弟の姿はなく、母の目をすり抜けていつの間にやら家の中に戻っていた…
で、全責任が私に…
母「帰ってきたら覚悟しぃやッ!」
と言って母は出かけていった…
家に残ったのは、冷えに冷えきった夕飯と、ゲーム店で買ってきたゲームソフトを早速プレイしているのだろう、弟の部屋のスピーカーからズシズシ響いてくる重低音のみ…
………。