知り合いの自作小説のイラスト描きなんぞやってたりします。
時に生意気にもアドバイスしたりもしますが、その小説の主人公を巡ってヒロイン二人が対決すると聞き、平穏世界の構築に心を砕いている作者に対し一言…
「修羅場にしなさい」
心無い一言でした(笑)
そんなことを考えなしにサラッと言ってしまったのは、修羅場が身近にあって単語が頭にこびりついてるからです(爆)
修羅場とは、我が家の祖父の介護に関する父と祖母の言い争い。
介護はほとんど祖母がやっていて「老老介護」状態…
父母は共働きで介護に手が回らないのですが、介護疲れでストレス溜めてる祖母はそれがどうにも気に食わなくて、不満をクドクドとブチまけてます。
で、父が介護補助器具を買おうと提案したんですが、これがまた口論の原因になって…
祖母「そんな値の張るモンはいらん 買わんでええ」
父「でもそういうのないと疲れるやろ」
祖母「あんたが手伝えばええ話や」
父「仕事があるからムリや言うてるやろ」
祖母「私だけに苦労しろ言うんか?」
父「だから補助器具で楽すりゃええやろ」
祖母「そんな値の張るモンは(後略)」
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無限ループ開始。
しかも会話続けていくに従って二人ともヒステリックになっていくからタチが悪い。
二人のかん高い怒鳴り声が家中に響いて、雰囲気がさらにピリピリと…
そんな修羅場を黙って遠くから見て、気付かれないようにほくそ笑む母…
怖いよぉ… 怖いよぉ…
そして、話の中心にいるけど一番関係ない祖父は、今日も脱糞して祖母に助けを求める、と。
もう、祖父が退院してからずっとこんな修羅場が続いてます…
…と思ったんですが、
よぉ~く考えたらずっと前からこんなことが続いてました(笑)
もうひとつの修羅場。
それは、親と弟の言い争い。
決まって、弟が何か高価なモノを買ってくれと親に要求するときに勃発します。
母「昨日も高いヤツ買ったばっかやん! おとといかて金を湯水のごとく…」
弟「ちょっとホンマ頼むわ。買ってくれ。毎日学校行ってやるさかい。約束するわ」
母「何が“行ってやる”や! 毎日学校行くのは当たり前やろ!」
弟「そんなん知るかッ」
母「それに約束する言うたて、守ったことなんか一度もないやんか!」
弟「今度はマジ本当に守るから、買えって」
母「それが人にモノ頼む態度か?! 親をなめるのもたいがいにし」
弟「オマエこそ、それが人の頼み聞く態度か!? オレの言うことに何でもかんでもダメって言いたいだけやろ、オマエ!」
母「それが親に言うセリフか!!」
弟「そんなことはどうでもいい! とにかく買えや!」
母「だから昨日高いヤツ買ったばっかで、何で今買わなあかんの!?」
弟「だから、毎日学校行ってやるって言っとるやろうがッ!!」
母「だから、学校に行くのは(後略)」
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無限ループ開始。
こっちも話しているうちに双方ヒステリックになるからタチが悪い…
片方が暴力的な弟だから余計にタチが悪い…
最終的には弟が「もうええわッ!」とブチにキレて、壁かドアに拳食らわせ大穴開けて、自室に籠城して終了。
それが大体一週間に一度発生という、少々過酷なスケジュール…
若いっていいねぇ…
連続攻撃仕掛けられ続ける親はたまったモンじゃないけど…
で、こういう修羅場になったとき、私はどうしているかというと、
完全に無視を決め込む。
そこ、卑怯だとか言うな。
仲裁ぐらいしろとか言うな。
私が関わらない方がむしろ良いんですよ。
私ってヤツはいつも一言多いから、両者をなだめる言葉を言っても、逆に火に油を注ぐ結果になって、修羅場が地獄絵図に悪化するんで、言葉を挟まない方が正解。
必ず静観しますよ、結局。
そこ、卑怯とか言うな。
だいたい、我が家がこんなに修羅場まみれなのは、ウチの人間が同じ性格してるからなんでしょう、きっと。
他人の意見には全く興味がなく、ただ自分の主張を相手に押し売りたいだけ…
しかも論理的思考ができず、感情的な発言に走ってしまう…
おまけにストレスに弱くてすぐヒステリックになる…
コレ、私にも当てはまってます。
一言多いのは、周りの空気読まずに自分の主張だけ言いたがるのが原因ですから。
そして、そのことで罵声を浴びせられてストレスを溜めたくないから、何も言わない、と。
何でしょうねぇ…
我が家の血でしょうか、この性格は?
その割には、外から来た血の祖母と母も同じ性格してるのはどうしたもんか…