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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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名探偵コナン 外務省の広報パンフに登場…人気漫画主人公

conan_gaimusyou.jpg 人気漫画「名探偵コナン」の主人公を起用したコミック仕立ての広報パンフレットを外務省が作成した。見学に来る小中学生を対象に同省の仕事に理解を深めてもらう狙い。5000部を用意したが、早くもなくなりそうな人気だという。
 コナンが仲間とともに同省を訪問、外交交渉の仕組みや在外公館の邦人保護活動などについて説明を受ける筋立て。最後にコナンが「探偵と同じくらい面白そうな仕事かな」と感想を語る。
 マンガ大好きの麻生太郎外相も6日の記者会見で「身近な広報の新たな試み。皆さんもよく読むように」とPRに努めた。

4月7日10時33分配信 毎日新聞



 やれやれ、さすが『ローゼンメイデン』愛読とのウワサがある麻生大臣、節操ないなぁ~
 でもあなた、会見の時に「名探偵“コン”」とか言い間違えてませんでしたっけ?
 ローゼンメイデン含め、マンガ振興の姿勢はやっぱりポーズっぽいなぁ、この人。

 作画が特別編の太田勝・窪田一裕班。『名探偵コナンで学ぼうBOOK』とか、この手の番外編には御馴染みの絵柄。
 コマの割り方やキャラの演技が固いので、読んでて白けるんだけど、そのぐらい引いた見方ができるって点で、こういった紹介本には向いてるんだろうなぁ…


 『ドラえもん』ののび太たちがイメチェン!

dora_fashion.jpg 『ドラえもん』ののび太たちがイメチェン!?あの人気アニメ番組『ドラえもん』の5月11日(金)からのオープニングテーマに新人ボーカリスト・maoの『夢をかなえてドラえもん』が起用されることがわかった。これに伴い、オープニングが手書きタッチの夢あふれるアニメーションに変身し、のび太たちのファッションもちょっぴり今風に変わるという。

 声優陣が一新してから3年目を迎える本作が、新年度に突入するにあたり生まれ変わる。のび太はカラフルなTシャツ姿、ジャイアンは長めの短パン、スネ夫はさらにオシャレなスタイルに大変身。さらにしずかちゃんはちょっぴりセクシーな女の子らしいファッションとなっている。

 他にも今まで登場しなかったひもぐつを履くようになったり、携帯電話が登場するなど、“現代版”の『ドラえもん』がうかがえる内容にリニューアルする。 

 4月13日19時37分配信 オリコン

 こっちも視聴率取りのために節操ないなぁ…
 原点回帰の姿勢はどこへ行ったのよ!?


 …と文句を言っても、原作マンガと現実との時代背景の乖離は否応なく開いていっているので、今の視聴者にも通用するものを作るには、こうしたマイナーチェンジで時代に合わせていくのもやむなしだとは思う。
 それに、長寿アニメとはいえ、『サザエさん』とかと違って、『ドラえもん』は「ひみつ道具」という“テクノロジー”を題材にしている作品なので、延々と同じことをやってればいいという性質の番組ではなくて、現実のテクノロジーの進歩にかなり影響されるから、あぐらかいてるわけにはいかないだろうし。
 だって、今さら「糸なし糸電話」の話出されても、魔法の玉手箱・ケータイが普及してる現代では、そんな単機能の紙細工には何の魅力も感じないでしょ?
 原作でも後期にはテレビゲーム購入競争もあったし、時代の流行を取り入れているので、アニメ版の試みが原作の趣旨に反するわけではないから、そう目くじら立てることはないかも。

 私だって、物語の設定を現代風にしてみたらどうなのか、と考えたことはある。
 藤子作品の面白さは外見(=絵柄)ではない、中身(=設定・物語)だ、という批評があるぐらいだから、話の柱さえしっかりしていれば、絵柄や舞台設定(もっと進めると演出)を変えても、藤子作品の面白さというのは伝わるのではないのか、とか。
 黒人差別問題で発禁になっている『ジャングルくろべえ』だって、主人公である魔法使いの黒人を、精霊かなんかに設定改変したら、リメイク放送できるかもしれん、とか。
 そうした方が、藤子作品の魂を後世まで残していけるかもしれん。


 …でも、設定を現代に合わせると何がマズいかって、話作りが格段に難しくなってしまうことなんだよね。
 そりゃあ、基本設定をいじるのだから、その基礎部分の上に乗っている他の要素や話も変えていかなければならないし、どんな作品でもそれは同じだけど、しかし、『ドラえもん』の場合は輪をかけて難しい。

 ドラえもんのひみつ道具は基本的には、まず「あんな夢こんな夢みんな叶えてくれる」未来世界の道具だ、という点がある。
 今ある電化製品や生活様式では到底達しえない魅力的な効能を、未来の道具だったらもたらしてくれるのではないか、読者や視聴者も「未来」という響きにそんな期待を抱くので、そこでその効能をいかんなく発揮する道具を作品内に登場させることで、「こんなのあったら良いのになぁ」と子どもたちが(時には大人も)憧れて魅力を感じるのだと思う。
 (でも、それが悪用されて奇想天外な物語が展開されていくところが『ドラえもん』の“ストーリー”の魅力だったりする)

 そうなると、連載当時にはとてつもない未来の道具で、そんなのが実現されたらさぞ便利だろうなぁ、と楽しく空想をめぐらせることができる想像上の道具だったものでも、今となっては本当に実現されて日常的に使われるような商品になっていたら、その道具にはあまり魅力を感じなくなってしまう。
 糸なし糸電話の回に、ケータイ電話なんて出したら、ひみつ道具の登場が興ざめること必至だろうし。
 だから話作りが難しくなってしまうんだよなぁ。
 要するに、ケータイという便利なテクノロジーの存在を認めながら、それ以上の魅力的なアイディアを提供できるか、そして便利な現代テクノロジーを絡めながらその道具のアイディアをうまく活かしたプロットを仕上げることができるのか…
 そんなものを本気で考えようとすると、たぶん制作者は考えすぎで寝込んでしまうんじゃないだろうか。
 魅力的で新しいものを作り出し続けるというのは、本当に苦労が多い。


 そういえば、大山ドラ時代にこうした時代の乖離を埋めながらアイディア捻出の苦労を軽減しようとした回があったなぁ~

 当時はポケベル全盛の時代だったのだけど、しずかちゃんたちがみんなポケベル持ってることに対抗して、のび太もドラえもんにポケベルが欲しいとねだるんだけど、ドラえもんが「おやすいご用さ!」自信満々に出した上にみんなの前で大威張りで堂々と使っちゃった道具が、なんとのろし
 もう新しいものを追いかけるのがムリなので、「未来の道具なのにのろしかいッ!」と、逆に古さをアピールして笑いにしたわけだ。
 これはある程度有効な手だと思う。ただ、こんな話ばかり続けていると、「それはキテレツ大百科でやった方が合ってるんじゃないか?」と言われかねんが。

 でも、問題はその回の話が、その古さが元でのび太とドラえもんがケンカして、その後その古臭さを気にせず二人が仲直りにその道具を使う、という感じで、大して面白くなかったことだったり(汗

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