Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
あーはっはっはっはっは!
本当に酷い映画を観た!
…一体、昨年末から何回このセリフを言わなければならないのか?
まぁ、それがイヤならそんな番組を見なければいいだけの話ですが、そんな番組を見続けてるってことは、どこか好きなんでしょう、駄作を見ることが………もとい(笑、長寿アニメを見ることが。
で、その私ら世代の長寿アニメが最近(いや、もっと前からか?)限界を迎えている、と。
で、『探偵たちの鎮魂歌』なんですが、ちょっと一去年の『クレヨンしんちゃん ブリブリ3分ポッキリ大進撃』を思い出した…
これ、映画になってないぞ!
すみません。こういう大人しい話は年末年始のコナンスペシャルか、火サスでやってください。
…と、『迷宮の十字路』を見た際に「火サスのような映画が見たかったのにー!」と言っていたヤツとは思えない暴言を吐いてみる(笑
いやねぇ、普通の映画ならともかく、これ劇場版だから、「テレビで無料見してる視聴者の皆様、劇場に来て金落としやがれ」という商魂が明け透けに見えないように(笑)、テレビより数段スケールアップしたイベント性で観客を盛り上げて「ああ、面白かった」と瞬間的にでも思わせるおトク感がないとダメだと思うんだ。
捜査・推理重視なら『犬神家の一族』のクオリティを目指すぐらいの勢いでお願いしたい。
ただ、今回の映画はその路線を狙っているとしても、レベルが低い。
本当に酷い映画を観た!
…一体、昨年末から何回このセリフを言わなければならないのか?
まぁ、それがイヤならそんな番組を見なければいいだけの話ですが、そんな番組を見続けてるってことは、どこか好きなんでしょう、駄作を見ることが………もとい(笑、長寿アニメを見ることが。
で、その私ら世代の長寿アニメが最近(いや、もっと前からか?)限界を迎えている、と。
で、『探偵たちの鎮魂歌』なんですが、ちょっと一去年の『クレヨンしんちゃん ブリブリ3分ポッキリ大進撃』を思い出した…
これ、映画になってないぞ!
すみません。こういう大人しい話は年末年始のコナンスペシャルか、火サスでやってください。
…と、『迷宮の十字路』を見た際に「火サスのような映画が見たかったのにー!」と言っていたヤツとは思えない暴言を吐いてみる(笑
いやねぇ、普通の映画ならともかく、これ劇場版だから、「テレビで無料見してる視聴者の皆様、劇場に来て金落としやがれ」という商魂が明け透けに見えないように(笑)、テレビより数段スケールアップしたイベント性で観客を盛り上げて「ああ、面白かった」と瞬間的にでも思わせるおトク感がないとダメだと思うんだ。
捜査・推理重視なら『犬神家の一族』のクオリティを目指すぐらいの勢いでお願いしたい。
ただ、今回の映画はその路線を狙っているとしても、レベルが低い。
とにかく冒頭からコンテレベルでダメなところがありすぎるのは問題だろうて。
アヴァン(「名探偵コナンのテーマ」が流れ出すまで)に15分もかけてるのはバランスが悪いし、何より間の取り方が長すぎてタルい。
初っ端の小五郎事故未遂なんて余分だし、フリーパスを全員に配るシーンでは、秘書が扉を開けて部屋に入って扉を閉めてテーブルに近づいていき灰原、歩美、光彦、元太、そしてちょっと移動して向かいの小五郎、蘭、コナン、という具合に一人一人丁寧にパスを渡して全員がパスを腕につけるまでを、(後の推理の伏線になるわけでもないのに)セリフや効果音を最小限にして仔細漏らさず描写しているのは、どー考えても「そこ端折れよ」と言いたくなる。
長く描写することで重要な意味を付与したり、緊張感を持たせたりすることもあるが、ここはただ坦々と流していただけ。
映画の基礎設定を押さえるために長い説明が必要だろうけど、あれは頑張れば半分の時間で、頑張らなくてもちょっと考えれば3分の2ぐらいで語れるぞ。
あと、緊張感がないと言えば、この映画、全体的に緊張感がない。
蘭や少年探偵団を制限時間付きで人質にとられた上、コナンや小五郎たちも命が危ない状況だというのに、廃ホテルを調べる時に焦りが感じられなかったり、大学でカレー食って文句言ってたり、何も知らない人質の中で唯一事情を知り恐怖を体現する灰原や目暮警部の役割がうまく機能していなくて蘭や少年探偵団たちの呑気な様子ばかりが強調されていたり…
「全員が犯人の人質」「捜査する事件自体が不明」という今までにない緊迫感と絶望感が今回の映画のウリなんだから、そこを強調して演出せんでどーすんの。
劇場版コナンの見所であるアクションも、犯人なんだかどうなんだかよく分からない連中と(『時計じかけ~』の米花シティビルや『14番目~』のアクアクリスタルみたいなシンボル性がまったくない)よくわからない廃ビルの中で窮屈な追跡劇を繰り広げたり、なんでコナンを目の敵にするのかよく分からない逃亡スケボーアクションが始まって呆気なく終わったり、事件が解決し本筋が完璧に終わって感情の流れが一旦途切れた後で蛇足のように時限爆弾問題が中途半端に再燃して緊迫感が唐突に増したり、とイマイチ感がものすごい。
何というか………もうちょっと何とかならんかったんかい!?
今回の脚本を書いたのは、今までの古内一成に代わって、評判がすこぶる悪い『ルパン三世スペシャル』を手がけてきた柏原寛司。
映画のシナリオが脚本家一人の力で決定されることはまずないけれど、どうも今回の話は、上で書いた緊張感の無さやアクションのイマイチ感を含めて、この人のクセが多く出ているような…
コナン的には拳銃が出てくるようなところで、マシンガンが大活躍(キッドまで乱射してやがる)ってところが、柏原調やねぇ…
それから…
(占い師「今日はアンタたちの人生で最悪の日だよ!家で大人しくしてな」)
コナン「ああ、そうするさ。人生最良の日に変えた後でね」
キッド「あなたのゲームもこれでゴールだ! それも最悪の、オウンゴール、かな」
犯人「男と女は秘密を共有することで、より深く結び合える~」
コナン「あんたはリセットするのが怖かっただけだよ」(コンピューター修復と人間関係を掛けて)
…などセリフは、クサいコナン調というよりは、柏原節が炸裂してる感じ。
第一、今回の舞台は、「事件はハマで起こっているんだ!」と言わんばかりに、横浜に限定されていて(しかもみなとみらい21みたいな有名ドコは全然中心舞台にならずに)、広がりが全然なかったりするところが、『あぶない刑事』を髣髴とさせる。
…というのは、私の狭い了見かしら?
ただこの人、要素だけは面白いものを用意してくるからなぁ(…しかしそれも監督やプロデューサーの功績かもしれんが)
例えば小五郎が誤認逮捕されて連行されるところは、柏原脚本だったら、警察に暴露しようとしていると犯人に疑われるとマズいと思った小五郎が逃亡して、探偵たちが孤軍奮闘の戦いを繰り広げる、という流れになりそう(映画の『あぶ刑事』の見すぎかしら?)
実際は第一稿あたりでそうなっていたかもしれないけど、「警察に疑われてコナンたちが逃亡なんて『コナン』の趣旨に反する」等の意見がプロデューサー辺りから出されて変えられて、今の形で落ち着いた、とか?
それに私の中で柏原寛司という人は、話運び云々でどうのこうのという脚本家ではなく、キャラ遊び(あるいはキャラふざけ)が得意なホン屋という認識でいるから。
本筋には殆ど絡んでないし、サスペンスフルな展開を寸断しているけれども、今回一番面白かった部分は、実は引ったくり犯追跡後の逮捕劇に関わる登場人物の行動だったりする。
園子「(ケータイ凝視してメール打ちながら、凶悪犯に対して)ちょっとぉ、どきなさいよー。出口は向こうでしょ」
犯人「うるせー! つべこべ言わずに道を開けろ!」
園子「(状況を理解せず)ウダウダ言ってもダメなものはダメ!(と犯人に攻撃)」
犯人「近づくとこの女を…」
探偵団「どうするの?」
犯人「えっ? どうするって………ん?」
佐藤「…さぁ、どうするの?」
犯人「ひぃい!!」
直前には、事情を知らない第三者によって主人公達の危機的状況が最悪に悪化するという緊迫感溢れる映画的な事態が発生しており、描き様によってはいくらでも面白くなるだろうに、それを放棄して(あるいはコンテレベルで全体の緊迫感のバランスを踏まえて、比率を軽くされたのかもしれない)、キャラの絡みの方を重視しているところが柏原調。
あと…
灰原「ずっと側にいてね…(疲れるわ、この演技)」
灰原「動くと死ぬわよッ」
元太「……ハイ…」
灰原の転がし方は上手い。
えっ? そんなことは「巧い」とは言わないって?
何をおっしゃいますか。
ゴジラ史上最低最悪映画……もとい、ゴジラ史上から抹殺すべき駄作『ゴジラvsスペースゴジラ』(柏原寛司脚本)を手放しで賞賛しておる時点で、私の感性を疑ってください!
あっはっはっは…………
|||○| ̄|_
あと、これは脚本家ばかりの問題ではないと思うけれど、
「降ろせよー(笑」と抵抗しても「まぁええやないか(笑」と言われて平次におんぶされるコナンとか、
休日に男二人で遊園地にやってきて和葉に「キモッ」と言われてしまった目暮×白鳥なんてどこにも需要がなさそうなカップリングとか、
「ウホッ!」な描写が多いのも気になったなぁ…
原作:青山剛昌
脚本:柏原寛司
企画:諏訪道彦
脚本協力:奥山豊彦/都築伸一郎/林正人/石川昌彦
絵コンテ・演出:山本泰一郎
絵コンテ協力:奥脇雅晴/西森章/影山麻倫/亀垣一
声の出演
江戸川コナン:高山みなみ
毛利小五郎:神谷明
服部平次:堀川りょう
毛利蘭:山崎和佳奈
鈴木園子:松井菜桜子
遠山和葉:宮村優子
吉田歩美:岩居由希子
小嶋元太:高木渉
円谷光彦:折笠愛
阿笠博士:緒方賢一
妃英理:高島雅羅
栗山緑:百々麻子
灰原哀:林原めぐみ
工藤新一:山口勝平
白馬探:石田彰
目暮警部:茶風林
白鳥警部:井上和彦
中森警部:石塚運昇
高木刑事:高木渉
佐藤刑事:湯屋敦子
千葉刑事:千葉一伸
横溝重悟警部:大塚明夫
大滝警部:若本規夫
遠山刑事部長:小川真司
服部平蔵:小山武宏
怪盗キッド:山口勝平
深山総一郎:野島昭生
高田正輝:田原アルノ
竜阿茶:小山力也
ホームレス・カズ:岩田光央
刑事:梁田清之
警官:大沢在昌
ゴロ:青山カイト
占い師:杉山佳寿子
パソコン音声:池本小百合
アナウンス:引田有美
CRY部員:半場友恵
CRY部員:遊佐浩二
ひったくり犯:小野坂昌也
清水麗子:平野文
伊東末彦:古谷徹
ミラクルランドエキストラ:(省略)
小学館アフレコ体験者:(省略)
キャラクターデザイン/総作画監督:須藤昌朋
デザインワークス/作画監督:山中純子
レイアウトチェッカー/作画監督補:牟田清司/清水義治/野口寛明/溝口禎一/かわむらあきお/糸島雅彦
原画:牟田清司/本橋秀之/鍋島修/中村博美/矢野雄一郎/宮本佐和子/友永和秀/道旗義宣/毛利志乃舞/横堀久雄/河合拓也/古俣大一/宇田明彦/早川淳一/金井次郎/松坂定俊/志村泉/とみながまり/藤岡真紀/小坂知/川口隆/増田信博/古田誠/長屋侑利子/大浪大/清水美友紀/青木美穂/松本澄子/細居美恵子/内田シンヤ/小田真弓/大野泰江/海部ゆかり/藤原りえ/市原圭子/談議祐子/奉野好紹/名村英敏/細山正樹/////////////////////////////////////////////////////////
(以下随時追加)
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