Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
すごい。
宇宙人を倒すために、友達をルアー代わりに釣竿の糸に括りつけて、眼前のイージス艦を飛び越すように放り投げる……なんて、文章で説明してたらギャグにしかならない展開を、しっかりと真っ当にクライマックスとして盛り上げてくれているのが、すごい。
ルアーフィッシングを通じてユキ・ハル・ナツキ・アキラが交流を深めていくシリーズ前半部分も、この手の青春モノに要求される要素をクリアしていて良いし、江の島に潜む水棲宇宙人の退治に国際機関が乗り出してきて事態がどんどんエスカレートしていき、その国際機関も太刀打ちできなくなった時に、主人公チームが解決に乗り出してくる後半部分も、個人的に好みに合った盛り上げ方で好きだったなァ~
監督の中村健治は、ノイタミナ枠で『モノノ怪』や『空中ブランコ』とか、尖った題材や画面演出で有名だった監督だから、今作もどんな尖ったものが出てくるのかと身構えて見ていたのだけれど、すごく取っ付きやすくて私の身の丈の好みに合った作品に仕上がっていた。
『プリキュア』で一年間腕を馴らしてきたシリーズ構成の大野敏哉の手腕によるところもあるのかもしれんが。
エピローグで、目的を達成してた上無二の親友まで作れて晴れて帰星したハル、予てからの夢だったフィッシングの腕を磨くために渡米したナツキ、苦手な人付き合いを克服して進級したユキ、とそれぞれのキャラクターの成長や進展が描かれているのに、アキラのその後の様子の解説は、お伴のアヒルに恋人ができました、という点だけ説明されていて、ひどく扱いが…(笑)
まぁ、勤め人だと成長も進展もなく、あんなレベルのエピローグになるのが相場なのかもしれん。
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