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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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「病気じゃなイカ?」
 イカ娘がエビのコスプレした早苗に対面するときのカット割が上手くて、しっかり笑った。
 その時、前後不覚のイカ娘が飛び掛る際の「キシャー!」という何とも言えない金元寿子の奇声の演技が、病気でなりふり構わなくなってきたイカ娘の錯乱状態をうまいこと表現してて、なんか好きだなぁ~

「新能力じゃなイカ?」
 「イカ娘の頭のピコピコが動く話」と「砂のお城自慢の話」をくっつけているが、個人的にくっつけるのに一番無理がある組み合わせと思う回(笑)
 「ピコピコで砂の城を動かせるでゲソー!」って、まるで説得力ねぇよ!意味不明だよ、イカねーちゃん!(笑)
 原作エピソードを駆け足で消化してるせいで、いつの間にか、イカ娘の発光機能が周知の事実になってたな。

「ささなイカ?」
 イカ娘が一番アホっぽく見える回(笑)
 とにかくビニール傘で遊び倒す、小二レベルのイカ娘の行動が他愛無く可愛らしくって仕様がない。

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クリックで公式ホームページを別枠表示 脚本:戸田山雅司 監督:田村孝蔵

 「犯人の処罰は法に則って」「たとえいかなる理由があろうとあなたの行ったこと(法を犯す行為)は許されることではありませんよ」、というのが1話から続く右京のスタンスながら、犯人逮捕のためなら割と平気で法を逸脱した捜査をしてきたダブルスタンダードが目立つ右京なのだが、遂に……というか、まぁ今までも刑事部長とか大河内監察官に散々呼び出しを喰らってたのでアレだが……人事権を握る部署からの正式な監察対象になってしまう回。
 
 散々視聴者から「右京さん、あれだけ暴走して、よく上層部から(お目玉喰らうレベルではない)処分下されないよね」「劇場版であんなことになってしまって、特命係ヤバいんじゃないの?」と言われてることについて、本家でネタにしてしまうことによって、セルフツッコミがしたかった回とも言えるけど(笑)
 それについては、(越法行為を問われるなんて、)今さらですね」の一言で切り捨てていて、開き直りが潔いことこの上なかったが。

 劇場版で小野田の身に起こったことについて触れかけていたが、結局明言されず終い。劇場版未体験者には優しい仕様だったかもしれないが、劇場版への興味を惹かせるやり方でもあり、あざとい気もした。

 Season8の「右京、風邪をひく」と同様、時系列を弄くる系のトリッキーな話だったが、監察室での聴取を元に過去軸の話が回想形式で流れており、監察室という時間の主軸があるので、主軸自体がなく時間が動いてしまう「右京、風邪をひく」ほど複雑ではなく、時間があちこち移動しても見やすくはなっている。
 見やすいけど……試みやそれに関わるシナリオの妙としては、「右京、風邪をひく」の方が好きだったな。

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「狙われなイカ?」
 渚歓迎会in相沢家+渚恐怖心隠しの話。

「研究しなイカ?」
 シンディの研究所に行って3バカ初登場の話…だが、半分はその前フリのイカ女王様ネタ。
 研究所の方のネタをもっと広げてくれても面白かったかなーと思うのだが、原作以上にオチがビミョー。

「働かなイカ?」
 イカ娘・ニセイカ娘トレード回。
 放送当時は、“「被り物より素の方が遥かに良かったじゃん!」という一発ネタ”だと思ってた中の人=鮎美が、原作ではこれ以降本格始動。作品中唯一の言っていい、分かりやすい“萌え”狙いキャラだったりする。
 アニメではこれ以降も、ニセイカ娘の被り物で出てきて、キャラの立ち位置にブレがなかったりしますが。

 そして海の家・南風の店長の傍若無人っぷりも笑える。言ってる意図は分からんでもない人なんだけど、“そのタイミングで言うなよ!”“事前に説明せい!”という言動ばかりなのが、ある意味オヤジとしてリアル(笑) 屈強なジャック・バウワーボイスで大分誤魔化されてはいますが(笑)

 「ただ立ってるだけなんて、仕事とは言えないでゲソ」とか言えるイカ娘は、居候キャラにしては偉いなぁ~ …元は侵略者キャラのハズですがね(笑)

 むりやり舞台に上げられた後、原作では半分辞めたがってムチャクチャな墨吐きとドラムを披露してウケてたが、アニメ版では、「期待に応えなくては!」と自発的に一芸加えていって、触手歩行・触手メリーゴーランド・発光芸が追加されて、賑やかに。
 アニメも最終的にドラム叩いて「侵略以外の才能が憎いでゲソー!」と言って終わるが、ちなみに原作では「(嗚呼、侵略以外の才能が憎い!)」というモノローグ。あれだけ「ゲソ」とか「イカ」とか語尾に拘っているのに、ツカミのオチだというのに、ここだけ語尾付かないんだよなー。

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クリックで公式ホームページ別枠表示 脚本:櫻井武晴 監督:和泉聖治

 前回徳永富彦が職人モノを書いて、今回社会派モノを櫻井武晴が書いてる。
 社会派モノ・陰謀モノの櫻井脚本は評価高くて、僕も好きなんだけど、職人モノは別の人に任せて、櫻井脚本は社会派モノ専属で行くつもりなのかな?
 職人モノの、細部をきっちり作っていながらゆったりとした雰囲気が心地いい櫻井脚本も好みなので、あまり専属になってもらいたくない気もする。

 「そういうところに目をつけるのか!」と目から鱗な意外な舞台を用意する『相棒』にあって、今回は、刑務所内での殺人。
 Season2の朝倉絡みでも刑務所での事件が取り上げられたことがあったけど、捜一や特命コンビが刑務所内を聞き込みに回らなければならない、という閉鎖型ミステリーに仕上がっているのは今回が初めて。
 それだけで興味をそそられる題材なのだが、冒頭、三浦刑事が特命コンビを巧みに誘導していいように使ってたのが笑えた。

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「ヒーローショーじゃなイカ?」
原作5巻第90話「ヒーローショーじゃなイカ?」
脚本:水島努 絵コンテ・演出・作画監督:東出太
 個人的に、ヒーローショー会場を描いていた場面が、モブキャラがそれほど多くないし、舞台も波打ち際に近くて宜しくない場所でやってて、どことなく物寂しさを感じるのだけど、実は作画監督の一人原画回。
 それほど多いモブキャラを描かなくても済むような工夫だということか…
 劇中劇のOPまで作ってしまう演出のノリの良さは好き。

「勉強しなイカ?」
原作2巻第28話「勉強しなイカ?」
脚本:國澤真理子 絵コンテ・演出:きみやしげる 作画監督:西村理恵
 イカ娘が東大の問題解いてる時と解答した後のポージングは、ドラマ『ガリレオ』のパロディだな。『イカ娘』にこういうパロディは珍しい気がする。…私が気づいていないだけかもしれんが。
 原作1話のシナリオを水増ししているが、数学が天才的なイカ娘というネタを広げて、イカ娘が他のレギュラーキャラに頭が良い所をひけらかす(そして全くうまくいかない)ということで他のレギュラーキャラも登場させて、無理のないバランスでオリジナルが仕上がっている良回。

「恋じゃなイカ?」
原作4巻第61話「恋じゃなイカ?」&原作4巻第62話「狙われなイカ?」
脚本:國澤真理子 絵コンテ・演出:きみやしげる 作画監督:高原修司
 正規の形の人間関係を勘違いからゴチャゴチャさせて話をドタバタと広げていくタイプのシナリオなのだが、『イカ娘』の人物相関がそこまで複雑にできていないので、ゴチャゴチャさせづらくて、お陰で話もいつも以上に面白くないというか…(汗)

 今回のEDアニメーション差分は、「ヒーローショーじゃなイカ?」に出てきたイカ魔人の着ぐるみが沖をプカプカと流れて行って、最終的に沈む。

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 ドラ映画30周年ということで、鳴り物入りで公開された昨年の映画。
 総監督の楠葉宏三が自らメガホンを取り、そしてリメイクものではなくオリジナルで行く、という気合の入れようで制作されたが、しかし、どこからともなく漂ってくる『海底鬼岩城』臭さ…(笑)
 バトルフィッシュっぽい乗り物のせいか?
(ただ、オリジナル云々については、最近のドラ映画が、リメイク→オリジナル→リメイク→オリジナル→…という順で意図的に隔年構成してるからではあるのが)


 可もなく不可もなく……という評価が一番合ってるんじゃないかと思う。
 同じくオリジナルで、「うーん、いろいろとバランスが悪くて、ちょっと難があるんじゃないの、コレ」と思っていた『緑の巨人伝』では、前半のキー坊との交流とか地球がとにかく凄いことになっている後半とか、ある種の熱気みたいなものを感じられたのだけど、今回はバランスをとろうとして熱気が感じられない雰囲気がある。


 昨年の予告の段階から思っていたことではあるが、中世ファンタジーものの要素を入れる必然があったのだろうか……というか、いい加減くどい。
 一昨年の『緑の巨人伝』でも、植物星の姫様が出てきたし、頻繁に特権階級出てきてるところが。
 そして、科学的・SF的にこじつける『ドラ』にあって、こじつける気もなく原理不明の不思議な力が作用して魔法とか伝説としか良いようのない事象が起こる、という要素が出てくる座りの悪さ。
 クライマックスの伝説の剣登場とかラストの機能発動とか
 これは、最近の子どもたちや親御さんは中世ファンタジーものが好みだというマーケティングの結果?

 『のび太の恐竜2006』『緑の巨人伝』と同じように、“のび太たちの日常に異世界物が入ってきて、日常の中で親しく交流するが、その後のび太たちの方が異世界に放り込まれる”というドラ映画テッパンのパターンを使っているのだけど…
 のび太が親的な立場で実に自然と交流できていたピー助やキー坊と違って、今回のソフィア姫はのび太よりも年上・先輩格の雰囲気があるから、同じ目線で一緒に楽しむ、というのではなく接待的な雰囲気が感じられて、日常を謳歌する風景に“心底楽しそうだ”という徹底した雰囲気を感じられない気がした…


 伏線の練り込みも甘い気がする。
 例えば、テキオー灯のタイムリミットが迫っていてしずかちゃんにも危険が迫っていると緊迫感を盛り上げようとしているシーンでは、テキオー灯にタイムリミットがあるという設定を説明するのがその危機が起こる直前で、「こーゆーシーンが後にあるので、その手前に説明を入れときました」程度のテキトーさが感じられる…
 …ただ、お子様向けということを重視すると、あまり凝った伏線に仕上げると、子どもたちに理解してもらえないかもしれない、という判断が働いて、できるだけ分かりやすい、出した伏線は直後に回収する(説明が必要なものは直前で説明する)、ぐらいの姿勢で意図的にこうしているのかもしれん。
 クライマックスのバトルシーンも、メインタイトルで「大海戦」とか謳っておきながら、(子ども向けアニメだから描写をハードにできないとはいえ)さしたる戦闘の押し引きもなく、漫然と「戦ってます」的な雰囲気で話が進んでいくので結構拍子抜けなのだが、必要以下の描写にレベルを落としておかないと保護者受けが悪いという判断があって、わざと緊張感薄くしてるのかもしれん。
 そうでないとプロデューサー以上の人たちに受け入れられないとか? 巨大プロジェクト化したアニメ映画はそこら辺の調整が難しそうだからなぁ…


 年々、規制(たぶん)で表現のハードさとか緊張感・熱気が薄まっている映画ドラ…
 今年の『新・鉄人兵団』は原作・旧映画が映画ドラ随一の緊迫感・ハードさを持っていた作品なので、リメイクでどこまでマイルドにされるのだろうか…

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 個人的に笑いどころや微笑ましいポイントが多いパートが集まってて、イレギュラー要素も多い割に地に足の付いたシナリオ設計が見やすくて、好きな回。

「宇宙人じゃなイカ?」
原作2巻第33話「宇宙人じゃなイカ?」&原作2巻第34話「宇宙人じゃなイカ?2」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:津田尚克 作画監督:小菅和久
 原作では渚より先に出ていたのに、このタイミングでシンディ登場。
 原作2話を繋げているのだが、2話とも「シンディがイカ娘を宇宙人扱いしてイカ娘らを困惑させる」というコンセプトが同じなので、違和感まったくなし。
 「私はあの海で生まれて~(略)~のでゲソ!」と怒るシーンで、魚眼パースになっていてレイアウトが熱弁するイカ娘も熱弁対象の海も両方強調された効果的な画になっていたのが、なんだか印象的だった。

「学校に行かなイカ?」
原作2巻第31話「高校に行かなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:畑博之 作画監督:るたろー
 軍服や実験器具やハッキングの概念は知っててても、学生服・理科室・パソコンルームの意味が分かっていないイカ娘の歪な知識基準は、やはり謎だなぁ~
 原作では、校長に襲い掛かったところで栄子のツッコミが入って話が終わるのだが、アニメでは実際に校長室・放送室を制圧してしまう。 …が、別に大勢に影響がないところは、しっかり『イカ娘』クオリティ。
 ただ、エビアレルギーの校長にエビを食べさせようとするイカ娘の心境がよく分からん。「エビを食べないとは!! お主、何を楽しみに生きているのでゲソ!?」とか言ってるのでお節介焼く気でいるのかと思いきや、割と早いタイミングから拷問っぽい様子だから余計に。

「飼わなイカ?」
原作2巻巻末「ひと口サイズ!イカ娘」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:水島努 作画監督:井出直美
 多くのアニメファンをイカ娘に注目させた、ミニイカ娘回。
 セリフなし・BGMだけというサイレント時代のアニメーションっぽいシンプルな作りだが、その分視覚的に面白くしなければならないという、作画に負担がかかる作りながら、その構成上の要求に見事に応えていて、ミニイカ娘の動きや仕草を可愛らしく魅力的に演出できていて、完成度高くて見事。
 身動きしない不審物におそるおそる触れてみる辺りの小動物っぽいリアルな確認の仕方とか、イカスミ吐いて反動でイカダが後退りしていたり徐々に鮫の小物が黒くなっていったり、という小ネタの作り込みも見所。

 今回のEDアニメーション差分は、イカ娘がいない…と思いきや、終了間際の2回目のサビフレーズ時から、ミニイカ娘が小走りで画面を横切る。

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 20周年で、クレしんコンセプトから外れるような“SHIN-MEN”なる新キャラを登場させて、ドラえもんズみたく『クレしん』も変な商品展開するようになったなー、と呆れ目で見てたんだけど…

 湯浅政明を召喚して、突拍子ないシナリオとシュールなデザインワークと尖った演出でアニメ化がされていて、画面がエラいことに!
 ほどよいアニオタから見たら面白い回なんだけど、クレしんの通常運営から違いすぎてて、子どもが見てて楽しいんだろうか、コレ(笑)


 そして今回は、おもちゃに名前を付けて、しんのすけに片付けクセを覚えさせようとみさえが奮闘するという話だったのだけど、あれこれ試して夜までかかった結果…

「さあ、ひろしを片付けるのよ!」

ひろし「はっ!!!?」

「殺るの?殺らないの?」

 何も知らないひろしの帰宅というシチュエーションと、みさえの声の無駄なシリアスさ加減のおかげで、このシーン大爆笑!

 途中、おもちゃにマサオや風間くんの名前つけてモノマネをする箇所も、みさえ@ならはしみきの演技が、当の本人の声にすごく似ていたのにも笑った。
 さすがにベテランは技量高いな~ 

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クリックで公式ホームページを別枠表示 脚本:徳永富彦 監督:東伸児

 亀ちゃんがいた頃なら、櫻井武晴が書いてそうな、職業ネタ。
 前シリーズでは、社会派の黒い系ネタにも手を出していたし、やっぱり神戸尊相棒時代のポスト櫻井になる気か、徳永富彦(笑)
 前々回で犯人を欺くための奇妙な芝居、前回でスポット当てられて子どもたちのために奔走、と普段よりだいぶ目立っていた神戸だったけど、そのしわ寄せが来たのか、今回あまり出番がなかった。
 というか、専門的な話題が多くなったりセレブ的な感じのあったりするオーダーメイドスーツの話では右京無双になって然るべきとも言えるけど。

 今回殺された人の、物腰穏やかな話し方とは真逆にエグい弱みを突きつけて有無を言わさず要求通そうとするゲスなキャラクター設定が、被害者キャラとしてなかなかにステキ。
 回想や証言でも物腰穏やかな姿しか出ず、最後の最後で犯人からの証言で本性が見えるのも、ゲスなキャラが徹底してていいなぁ~

 冒頭で、夜の公園の階段踊り場で殺され倒れた被害者からカメラPANバックして、朝の警察の動きが慌しい公園のカットに繋がるシーンが、カメラが不規則に動いている割に、編集があまりにもシームレスに繋がってて、どうやって撮影(編集)したのかなぁ、と気になった。

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 アニメ版のこの時期の話は、原作をなぞるのに忠実なアニメ版シリーズ後半に比べると、かなりオリジナル分というか改変部分多め。

 Aパートの「買わなイカ?」は、前回で渚登場回をかなり早めに持ってきたのを活かすためにか、イカ娘と渚の絡みをオリジナルで増やしていて、半分近くオリジナル風味。
 イカ娘のエビ大量購入までのネタに繋げながら、渚のキャラを紹介する良いオリジナルになっていると思う。
 ただ、オチにエビのコスプレして荷届けられる早苗の話を持ってきたせいで、その途中の話(「少しは(エビ食いたいことに)ガマンする努力をしろ」という栄子のセリフとか)が、接続が少し座り悪い気がする。

 Bパートの「乗りこまなイカ?」で、「えっ?侵略はどうしたって? ダメダメ、もう日が落ちてるじゃなイカ」とやる気が見えないイカ娘という笑いどころがあるが、日本の昔の合戦も日が落ちたら一旦戦闘を終えるルールだったので、イカ娘がアホなのではなくてただ古風なだけかもしれない、とかしょーもないことを考えた(笑)
 侵略ごっこしてる際の終わり間際ヤケになって、「次は栄子の番でゲソーっ!」と叫ぶイカ娘@金元寿子の恨み辛み篭った感が良い感じの演技だった。

 Cパートの「ニセモノじゃなイカ?」は、栄子@藤村歩のツッコミの力の入れ具合がハンパなくって、イカ娘のボケ具合と共に加速していくテンションがなかなかに面白かったヨ。

 今回のEDアニメーション差分は、画面左下にニセイカ娘ヘッド2個を追加。…追加というか、壊れて打ち捨てられているようにしか見えない(笑) しかも影や汚れがグラデーション処理で表現されているので、首だけがそこに在るという様子も相まって、どこかしらホラー風味にもなってる気も…

#4A「買わなイカ?」
原作2巻第20話「買わなイカ?」&原作3巻第57話「我慢しなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:筑紫大介 作画監督:橋本和紀
 
#4B「乗り込まなイカ?」
原作2巻第26話「1人じゃなイカ?」&原作2巻第27話「乗り込まなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:筑紫大介 作画監督:西村理恵

#4C「ニセモノじゃなイカ?」
原作3巻第56話「ニセモノじゃなイカ?」&原作4巻第71話「リベンジしなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:筑紫大介 作画監督:橋本和紀

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クリックで公式ホームページ別枠表示 脚本:太田愛 監督:近藤俊明

 アバンでお母さんの顔がはっきり映ってない時点で、今回のオチが分かってしまって、オチが読めやすいという太田愛脚本のいつもの難点があったけど、神戸が兄妹の事情に深く絡んでいこうとすることで生まれるドラマ部分が肉厚で、結構好みの話だった。

 『相棒』では人情オチとか人情ドラマで話を進めていくハートフルなのが太田愛の得意な路線になってきたなぁ~

 右京ほどでないにしろドライな性格の神戸のキャラクターを深めていく回の担当で、ハートフル路線得意な太田愛脚本ってのは、面白いバランス感覚。

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 どのパートも、短い原作を約8分もある放送時間に合わせるようにするのに苦労しているようで。

 肝試しネタのAパート「怖くなイカ?」には、霊が実在していたというオリジナル要素が終盤に加えられていたが、特に違和感ない仕様。原作6巻にも霊は出てくるし。
 あと、アニメ版では稀少な、キャラのモノローグとかではない形でナレーション(「イカ娘はホタルイカの能力を持っていた」)が入る話。まぁ、イカ娘本人や他のキャラに解説させることができる内容・状況じゃないしな。
 アニメで動いているの見ると、ビビリの吾郎のリアクションが原作からより強調されてて、滑稽味が増してて面白かった。

 Bパートの「天敵じゃなイカ?」は、シャチの浮き輪の話とたけるに泳ぎ教える話をつなぐために、シャチの浮き輪に驚いてイカ娘が逃げる際にたけるの浮き輪を破ってしまってたける溺れるというオリジナル話を挿入。
 いつも迷惑かけてても“ちょい困る”程度の結果しか出さないイカ娘が、他人に深刻な迷惑を与える過失を犯すというのは、ちょっと違和感がなくもない。

 Cパートの「新入りじゃなイカ?」は、渚にイカ娘が紹介されるシーンで、カットが変わっても、触手だけがいろいろとリアクションしてる一方、イカ娘自体はナチュラルな笑顔のままで固定してるのが、何かシュールな画面になってて好きだ。
 ただ、渚初登場回のネタの終わりとその次の話(別の日のエピソード)を、時間差なく区切れなしで繋いでるせいで、栄子らが傍にいて怒られたりツッコみいれられるに決まっているのに、イカ娘が渚を脅かそうと行動していて、ちょっと不自然な感じもあった。

 EDアニメーションの今回の差分は、イカ娘の衣装が水着に変化。

#3A「怖くなイカ?」
原作2巻第22話「怖くなイカ?」
脚本:水島努 絵コンテ・演出:大脊戸聡 作画監督:本多美乃

#3B「天敵じゃなイカ?」
原作1巻第6話「天敵じゃなイカ?」&原作2巻第24話「泳がなイカ?」
脚本:國澤真理子 絵コンテ・演出:大脊戸聡 作画監督:本多美乃

#3C「新入りじゃなイカ?」
原作3巻第54話「新入りじゃなイカ?」&原作3巻第55話「怖がらせなイカ?」
脚本:水島努 絵コンテ・演出:大脊戸聡 作画監督:本多美乃

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 カジノが舞台でナイスバディなお姉さんディーラーが主人公という、年齢層高めな雰囲気が漂っている設定なのに、OPとEDが普通の萌えアニメ仕様なのは、ちと違和感ある気がする。
 まぁ、このOP・EDとオリジナルのロリキャラ追加で、パチスロでの基本コンセプトから外れる客をひきつけようという作戦かもしれないが。

 パチンコ・パチスロキャラクター発のアニメはいろいろ作られてきたけれど、『うみものがたり』みたいにアニメ用に改変されたモノが多い中で、この番組は元々のパチスロの内容に忠実なんだろーなー、と思える。

 しかし、女性キャラの色気が売りだろうに、男キャラクターの方が生き生きしてるのはどうしたものか(汗)

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クリックで公式ホームページを別枠表示 脚本:戸田山雅司 監督:近藤俊明

 なにやってんスか、本城さぁーん!!
 っていうか、探偵左文字の降臨か!?

 …というわけで、右京さんが犯人を状況的に追い詰めるため神戸を巻き込んで変な小芝居をする回。
 右京が小悪党風の演技をすると、10~30年前の水谷豊になるというか戻るというか。
 『傷だらけの天使』ぐらいの頃から水谷豊を見てる人にとっては大爆笑できる回。
右京「お二人さん、夫婦を装うなら指輪ぐらいするもんだゼ」
右京「そちらさんみたいに、夫婦で違う指輪をしてるのも、どうかと思うがネ」

 という芝居がかった言い回しに、個人的には、『刑事貴族3』の本城刑事を思い出して、こういうシナリオがありだったんなら、どうせなら”本城&リョウ”=“右京さん&亀ちゃん”コンビでやってもらいたかった!!(笑)

 …なんか、本城・リョウだと、二人とも小悪党の役回りになってそうな気もしますが(汗)
 http://www.youtube.com/watch?v=jreMa77p33Y

 しっかし上記の小芝居は、そうしなければ事件解決に結びつかない、というほど切迫した必要性がなかったんで、「何してんの?」という気分になりもしたけれど…
 …まぁ面白いんで結果オーライ(笑)

 他にも、誰にも気づかれずに窓の隙間から右京を覗いていた神戸とか、神戸と話してたのに途中で神戸に部屋から出て行かれたのに気づかずに話し続けてベストタイミングで振り向いて「あれ?」となっちゃう角田課長とか、そして極めつけの神戸の健康診断の行方とか、コメディ色が強い回になりましたなぁ~

 やっぱり、細かいネタで遊ぶ話を作らすと戸田山雅司は上手いというか、成功するわ。
 …と、いまだに『劇場版1』の個人的な恨み節を述べてみる(汗)

 話の大筋的には、山奥の閉鎖的な宿で、腹に逸物ありそうな人物たちが集まって、怪しい行動を見せ、そこに主人公がやってきて、最終的にみんなを一堂に集めて謎解きをする、という古典ミステリーの雰囲気があって、『相棒』でそういう原“典”回帰的なものが見られるというのも楽しい回だった。
 最後の謎解きをするのに必要なヒントや伏線が少ない・分かりにくい、作中で右京たちが手にする物的証拠がほとんどなくて妄想推理状態になっている不親切さ、真実をずばずば右京がエスパー級になっているという不自然さがあった気もするが、まぁ大目に見てくださいませ(汗)


 結構楽しい回だったので、録画したのもう一回見て大爆笑しようとしたら…

 「録画された番組はありません」

 …我が家のポンコツブルーレイレコーダーめぇぇぇぇ!!!!

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 作画にまだ余裕がある状況のようで、イカ娘の表情がコロコロ変わるのが楽しいなぁ~
 萌えアニメの場合、標準の可愛いキャラデザからなるべく外れないよう笑顔や泣き顔を描くことで、萌えキャラの可愛らしさを損なわせずに感情を表現することが多いから、表情のバリエーションがあまりないのが大抵。
 だけど、『イカ娘』は基本萌えアニメというよりギャグアニメ寄りだから、そこらへんの配慮をあまりしなくてもいいんだろうなぁー
 …とはいえ、そこまでコロコロ表情が変わって邪悪な企みの笑みまで浮かべまくっているのに、なお「イカ娘可愛い~☆」と、早苗じゃないけど思えるのは、原作からしてシナリオが他愛ないのが功を奏しているのと、演出がいいからだろうなー
 いや、昨今の萌えキャラも、表情や内面性がもっとイカ娘寄りの他愛ない邪悪さがあってもいいんじゃないかと私が思うところあっての感想だけど。

 Aパートの「仲間じゃなイカ?」で、まだ放送2話目なのに「地上の生活に慣れて、すっかり忘れてたでゲソー!」とか言ってるのは、ご愛嬌(笑)
 吾郎登場2回目の原作14話のネタを、吾郎初登場のネタと一緒に、このタイミングで使っているせいだが。

 Bパートの「祝わなイカ?」は、早苗初登場回をこの後に持ってきているせいで、早苗不在で話が進む仕様。
 まぁ、原作では居てても居なくても大して話の筋に影響してくるわけではないので問題ないけど、「今まで祝われたことないから分からないでゲソ」と聞いてぶわっと涙浮かべる箇所が良い味出してて好きだったので残念だし、アニメオリジナルで早苗を絡めてネタを膨らませた話を見てみたかった気もする。
 誕生日ケーキにロウソク突き立てすぎて火が吹き消せないシーンは、火の勢いが強すぎる、というより、イカ娘の肺活量が弱すぎる、という風に見える演出になってたのが、笑わせるポイントがズレててちょい違和感。しかし、イカ娘の人間体部分、虚弱体質だから問題ないけどさ(笑)
 原作にはない、「来月の誕生日が楽しみでゲソ」「誕生日は年一回だよ!」というオチが、イカ娘のアホっぽさと他愛なさが強調されていて、イカ娘の魅力アップさせてて良かったなぁ~

 Cパートの「遊ばなイカ?」は、原作既読者とか、後々の話数まで見た人が見返したら誰でも思うだろうが、まだ早苗がマトモの域だ(笑)
 初見の時は、「イカ娘ラブのちょっと変わったキャラが登場したなぁ」程度だったのが、放送10話目なんてヤンデレストーカーレベルだしな。
 原作からしてそうなのだが、早苗の家にイカ娘と早苗だけが残った際、「1.邪悪なオーラ出しながらイカ娘に迫る早苗」「2.早苗にコスプレ強要されて困り顔のイカ娘」「3.外出していたが、イカ娘を放っておくと早苗が危険と走り出す栄子」「4.早苗がイカ娘にコスプレさせてたのを栄子に見つかる」というネタの順番が、2と3逆の方が、オチがインパクト増してて良かったんじゃあないだろうか…

 今話からEDアニメーションの変化が本格化。Bパートの花火の話を踏まえてか、サビの開始部分から夜空に打ち上げ花火が上がり続ける。


#2A「仲間じゃなイカ?」
原作1巻第7話「仲間じゃなイカ?」&原作1巻第14話「溺れなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:山本靖貴 作画監督:高原修司

#2B「祝わなイカ?」
原作1巻第10話「打ち上げなイカ?」&原作1巻第16話「祝わなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:山本靖貴 作画監督:星野浩一

#2C「遊ばなイカ?」
原作1巻第9話「飼わなイカ?」&原作1巻第11話「お邪魔しなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:山本靖貴 作画監督:高原修司

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