前回の続き
『FANTASSICA』に参加させていただくにあたって、どういう原稿を書こうかと考えた際に、「大航海時代」という新カテゴリーに着目。
これで何か一つ話を考えようと思ったのですが、大層な設定を活かすとなると長さが膨大になるのは必至。そんな編集力の無さがTakeクオリティ(泣)
ここで発想を逆転させて、逆にこじんまりした話にしようと思い立ったわけです。例えば山の中で遊ぶ子どもの一日を描く話とか。ドラえもんマニアとしてはそんな日常コメディを思いつくなんざ造作もなく(笑)
ここに敵役のモンスターを配して物語の流れを作ろうとしたことで、「小さな村の一日」の雛形が生まれたのですが…
続きはまた今度。
前回の続き。
クリルは「小さな村の一日」のストーリーの中で機能するように、性格などをデザインしたキャラクターです。
その機能というのは、「オーガが片思いをして、気に入られるために行動することで、物語が動き出す、その契機の存在」というもの。
で、もうちょっと具体的にオーガの行動理由は考えた際に、「落ち込んでいる娘を元気付けようとする」というシチュエーションを当てはめる、と決めたのです。
だから本編でのクリルのアイデンティティの重要な部分、というか唯一の点というのは、「落ち込んでいる状態であること」というわけで、本編でもその設定でずっと通っています。
イラストでもニコニコさせないことは、キャラ設定の同一性を保つために必要なことだったわけです。当たり前ですな。
んで、クリルマスコット化計画に傾倒しすぎてキャラ設定を忘れてたのは作者のみという…(泣
アマチュアの漫画屋が自分の作品についてテーマや意図などをあれこれ語ったりするのは、誰にも笑ってもらえなかったギャグを放った直後に「え~っと、今の笑いどころはですね……」と自分で説明入れてるみたいで、とても恥ずかしいことではあるのだけど、このホームページ自体がそんな感じの恥知らずな運営方針を掲げているし、何を今更という感もあるので、以下、思いついたことをやってみる。
△ミヤとハンス その後
見事に返り討ちに遭うハンス(笑)
上流家庭で甘やかされて育てられていたお坊ちゃまと、半分野生児の少女のスペック差を考えれば、当然の話である。
このとき、ミヤとハンスの上下関係は決まった(笑)
△普段着ゲット
チカラ関係をはっきりさせるためにハンスに着物を上納させる(笑)ミヤ。
すっかり気に入ったのか、以後トレードマークになるほどに、ミヤはこの服を愛用する。
…しかし、毎日のように森に行っては激しい遊びして帰ってくるので、いつも服はボロボロに…(笑)
そのたびにミヤは、ハンスに同じ服を持ってこさせるのだった(笑)
△ちょっとしたお礼
キスシーンなんて生まれて初めて描いたよ…(笑)
まぁ、毎度毎度服持ってこさせといて、当然のように礼をしないほどミヤも不人情ではないってトコですかな。
頭の中身が軽いミヤなので、挨拶するぐらいの軽い気持ちでやったことでしょうが、対する文明人のハンスの心中や如何に(笑)
△森の中
木の傍でお昼寝中のクリル。
植物のモンスターなんだから、光合成で働かなきゃならない時間に寝てる場合じゃないだろッ、とは描いた本人も思う(汗)
そんなクリルをやや犯罪者的な目(笑)で眺めてるのはこの森のモンスターのリーダー格、一ツ目鬼〈オーガ〉。
現在進行形でクリルに片思い中。クリルを喜ばすためなら何でもする、貢がされ男的な性格の持ち主(爆)
下の方でオーガを不安そうに見ているのは、ネズミ型のモンスター、チュウ。…まんまなネーミングでスミマセン(笑)
その隣のたてがみ付いてるモンスターの名はライゴ。隻眼という設定なのだが………アレッ!? し、しまった!!(笑)
何やら平和そうな雰囲気ですが、大航海時代になって、この辺りのモンスターは人間に軽く駆逐されるように
なったので、、森の中で脅えながら生きてるんですけどねー(笑)
△ミヤとクリル
本編ではありえない構図だなぁ…
この二人、敵どうしって設定だし。
左のエルフ少女は「ミヤ」のいう名前で、住んでる村の子どもの中ではガキ大将的存在。
FANTASICCAでは、エルフって被差別民なんだけどねぇ…。
弓より打撃系の武器の方がうまく扱えるってのもエルフっぽくないけど。
でも有り余る体力に比べて、その知能指数はエラく低い!(笑)
右は、切り株のモンスター「クリル」。
温厚な気質で滅多に人間を襲うことはないが、頭の触覚(コケの花だけど;笑)から破壊光線を発射することができる。
その際、光合成で発生するエネルギーを使用するので、背ビレのように見える雑草の房が発光する…
…ってどこの水爆怪獣だッ!?(←独りツッコミ)
△ミヤと海エルフ
まだ描いてないけど、続編っぽいものを考えてたらこういう絵柄が浮かんだ。
でも、海エルフの設定って他の作者さんの作ったモノなんだけど、使用許可とってないや…。どうしよう…。
(ああ、自分で言ってるクセに、すでに著作権がぁぁぁ…)