大方の予想通り、現在彦根城近辺は、築城400年祭が11月まで続いてるということを誰もが忘れているかのような閑散っぷりで(汗)、まぁ春休みシーズンと夏休みシーズンの間ということもあるんですが、それを見越して「ひこにゃんパスポート」を発行しては見たものの、あまり効果はない模様…
そんな感じで本祭および彦根のモチにあまり大きな動きはないんですが、祭とは別のところでひこにゃんイベントが行なわれていたので、ちょっと行って来ました。
高宮町蝸牛会という美術グループが開催している「第10回記念蝸牛会アート展」の一環として、大壁画「400人以上で作る、40枚160mの ひこにゃんテント展」。
大通りからだいぶ外れた何ということはないフツーの街角にズラーっとテント屋根が並べられているので、何気なしにT字路曲がってみると、ちょっと面食らいます。
右奥の方に見えるのが高宮小学校で、園児や小学生が参加して描いてる今回の企画の目玉の作品はそっちの方に展示してあるんですが、あまりの作品数の多さに、手前のお寺の塀まで張り出して、墓の前まで来てるというのが、何ともなロケーション(笑)
んでもって、会のメインメンバーが描いてるのがこっちの方という(汗) おかげで、ひこにゃん関係なく美術的なものばかりでした。
初っ端からコレ。寺の塀に展示してあるものとしては雰囲気合ってますが……ひこにゃんちっちぇー! 申し訳程度にしか描かれてない。
でも蝸牛会としても「ひこにゃんテント展」の冠は参加者募るための営業的な側面が強いだろうから、「冠にしてる以上は、興味なくても描いとかないと…」という気持ちがあるのかもしれない。
…などと邪推した直後には、潔くひこにゃん描いてない作品がありましたが(笑)
うむ、さすが美術集団。
でも、「“ひこにゃん”テント展」としては、↓みたいなのがスタンダードだとは思いますけどね。
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「ひこにゃんってナニ? オイシイの~?」みたいな感じの墨汁画。
…ゴメン、こういうミニマル・アートみたいなのを読み解くのは苦手だ。
これもひこにゃん描かない類の作品なのかなぁ~、と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんといますよ。
↓ココ
元の設定画そのままに描かれているのが残念。そこはホラ、筆のタッチを活かしたひこにゃんを。
またまた抽象画風。
ひこにゃんを御所望の皆様。左下に注ぅー目!
そして…
最早、絵ですらないツワモノ登場!
左上を見てもらうと分かるんですが、一応ひこにゃんが描かれています。
…が、近付いてよく見てみると―
シール貼っただけやん!(汗)
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いじわるそうなひこにゃん。てか、なんで『ぜんまいざむらい』?
アジアンな色彩とデザイン。悲しいかな和風のひこにゃんとは合わないぞ~
「“ひこにゃん”テント展」としては一番それっぽい。ネコだらけ。さこにゃん、Good Job!
またまた、ひこにゃん申し訳程度。右端に道路標識ポールが映ってますが、ご愛嬌。
デザイン系アートとひこにゃんの、良い雰囲気のコラボ。左に道路標識のポールが映っているのは、ご愛嬌(←またか
この先からは、小学校フェンスエリアに突入。園児・小学生作品が多くなっていきます。
以下、目に付いたのを抜粋。
ザ・まんがチック。ひこにゃんは黄色い鳥のケツにぶら下がっとります。
おそらく、メインメンバーの作品。
雰囲気重視で、彦根とあまり関係ない絵だな、と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、右に描かれているシルエットは、彦根出身の玩具コレクター・高橋狗佛の収集品の中でも有名な犬の陶器人形。
ちなみに、一応ひこにゃんも描かれていますよ。ココ↓
遠くからじゃまったく分からない程度にまで見事にデザイン化されております。
シルエットのみ。今までいろんなイラスト描いてきましたが、こういうのは思いつかなかったなぁ~
見ていて楽しい、アイデア勝ちの「ひこにゃんを探せ!!」。トロがおる!
ちなみに正解は太線で描かれた真ん中のヤツ。…でも、嗚呼、首が……
今回の目玉、園児たちによる作品。
他のでは保育士の方が描かれたのか、中央にひこにゃんの巧い似顔絵がデカデカと描かれているものもあったんですが、いかに単純線のキャラクターとはいえ、園児が描くとなると…
…まぁ、こういう感じですよね(笑)
高宮の歴史を語ってくれる逸品。
真ん中に描かれている「無賃橋」は、この高宮小学校の近所に実在します。かつての交通の要衝である東海道(中仙道)がここの目と鼻の先に通っておりまして、そのルートを寸断するように犬上川という川幅の広い大川が流れています。交通の要衝を通る川というのは、総じて渡るのに金がいるのですが、高宮のは橋の普請主の計らいで例外的に無料で渡れたようです。まぁ、高宮は宿場町なので、橋が有料で足止め食らう場所だった時期もあるかもしれませんが、そこらへんは不明。私の勉強不足です。
毎年7月の高宮の花火大会は、彦根港のに次いで有名。
コンキー君なんてキャラがいたのか、と今更驚く地元民・Take。金亀公園のロープタワーピラミッドの頂上まで登りきることが夢でした。フラワーカーニバルは、子ども心に楽しい。
しかし、意外と知らない地元キャラクターって多いよね。
ただ、「ちーたん」よりは「けんけつちゃん」の方がかわいいなぁ~
こら、そこ、ツインテール好きめ、とか言うな。
そして、「キャッフィー」よりも、是非ウチのナマズの方をヨロシクお願いします(笑)
この「ひこにゃんテント展」は6月30日まで開催中。興味のある方は、場所を調べてからどうぞ。
ついでに…
これらが展示されている小学校の向かいにある幼稚園のフェンスにピカチュウが描かれているんですが…
影の入れ方やら色指定やらがしっかりしてるから、顔が似てない分だけなんか怖い(汗)
さらについでに、ひこにゃん安全坊や。ついにこんなものまでできました。
ベルロードから市立病院に向かう道に3つある。持って帰るなよ(笑)
誰だ、滋賀県が安全坊や設置数日本一なんて言ってるヤツは!?