今日の『Newsゆう』観てたら、特集のバレンタインデー取材のところのBGMに『花右京メイド隊』のエンディングテーマのサウンドバージョンが流れてきましてねぇ……
「ええっ!! あのトンデモソングをBGMにしてるのかーっ!!」
と驚いてしまったんですが、よくよく考えて聞いてみると、昨年放送された『花右京メイド隊La Verite』の方のエンディングテーマでした…
…ふう、びっくりした。
そーいえば、m.o.e制作の『花右京メイド隊(無印)』のオープニングとエンディングなんてすっ飛ばして観てたからなぁ、覚えてるはずがないか。
入手した情報によると、m.o.e版のエンディングの歌詞は18禁レベルのヤバさを誇るトンデモ内容だそうで(笑)
あ~、聞いてなくて良かった良かった(爆)
こんなモンがテレビのBGMとして流れた日にゃ、世も末ですぜ。
でも、『おは朝』のBGMに『ちょびっツ』のサントラが使われてるのを知ったときに「世も末だ…」とか既に思ってたんですけど(笑)
(他にもこういう系統のアニメのサントラがバラエティのBGMに使われてる場合って多いですよねぇ…)
(一時期、『あずまんが大王』のサントラが頻繁に使われてたし、『ぴたテン』のサントラが流れたときもあったっけな?)
(しかしなんでわざわざBGMにこういうアニメのを? 権利料が安いのかな?)
(…ただ単に私がそれしか聞き分けてなかっただけかもしれんが)
m.o.eの話題を出したついでに、今放送されてる『UG☆アルティメッドガール』の話を…
(どうでもいいが、一時期新聞のテレビ欄に略して「Aガール」って書かれてたけど、「Uガール」と書くべきだったのでは? 今は「ガール」に修正されてるけど、ぱっと見では何のこっちゃ分からんよ~)
m.o.eといえば、『鋼鉄天使くるみ』とか『りぜるまいん』とか『超変身コスプレイヤー』とか、どうしょーもないエロ描写重視のアニメを作り続けてるトコですが、今作『UG』も例にも漏れずその路線。
普通なら観なかったでしょうが、しかしこの作品のコンセプトが「ウルトラマンのパロディもの」であると知った日にゃ、「ちょっと観てもいいかなぁ…」とか思っちまって、んで、ちゃっかり第1話を観ちゃったワケなんですが……(汗)
う~ん…、パロディにしちゃ、ちょいと勢いが足りなくないですか~?
ネタはいろいろと詰め込まれてるみたいで、「この徹底したバカネタが面白い」とかいう感想をちらほらと見るんですが、ウルトラマン系に造詣が深くないTakeには元ネタが何なのかよく分からないんで、そういう面白さは分からず…
ネタ分からない人が見ても、「ああ、コレ、何かをパクってるんだな」とか思わせてくれるような演出があったら良かったんですがねぇ。
あと、私、エロネタ嫌いなんで、「特撮ネタとエロネタを結び付けてるのが笑える」とかいう評価は絶対しないから、そっち方面の面白さも感じられず…
(…というか、公共の電波でエロネタ流すんじゃねぇよッ!)
(エロを見せたいのなら、ビデオとか利用者に選択権のある媒体にしなさい!)
(テレ東規制バンザーイ!)
個人的には、自衛隊か対怪獣組織を出して欲しかったんだけどねぇ(笑)
ああいう部署とか連中とかをパロディにすると結構いい味出しますよ~
それはそうと、この作品の企画、監督のムトウユージが出してきたものらしいんですが、ムトウユージといえば、今『クレヨンしんちゃん』のチーフディレクターやってて、春のクレしん映画の監督にも抜擢されてるんですけど…
映画で忙しい時期のはずなのに、なんで『UG』なんて企画立ち上げるかなぁ…
クレしん映画は毎年利益が出るか出ないかのギリギリの興行収入なんだから、個人的には映画に全身全霊を注いで欲しかったんだけど…
しかも今年のクレしん映画、コンセプトが『UG』とそっくりなんで、ちょっと不安が…
(「ある日野原一家が突然3分間だけ巨大ヒーローに変身できるようになって云々~」)
すんげートンデモ内容になりそうな予感…
見た感じ、スペクタクル性が薄そうだし…
そんなムトウユージの監督としての経歴を見てみれば…
『アーケードゲーマーふぶき』:パンティがどうのこうの、って作品…
『劇場版Piaキャロットへようこそ』:18禁ゲーム原作…
『コレクターユイ』:変身シーンとコスチュームがエロかった…
『グリーングリーン』:放送コードギリギリのバカエロアニメ…
…内容はほとんど観てないモンばっかなんで、面白いかどうかは知らないけど、系統がなんかそっち方面に偏ってるような…(汗)
『クレしん』の絵コンテ/演出スタッフとして長年携わってきたという経歴がもしなかったら、「なんでこの人が『クレしん』の監督!?」とか言ってましたよ、きっと。
しかし『クレしん』映画は、本郷みつる監督時代に藤子作品の持ち味をベースに作って子どもたちの人気を得て、原恵一監督時代に大人の鑑賞に耐える質の高い映画としての評価を築き上げ、水島努監督がその評価をぶっ壊すように子供向けのギャグ全開路線に走って…というように、固定概念をぶち破る作品を作ってきたから、ひょっとするとムトウユージという新しい人材が更なる新分野を開拓して面白くなるかもしれないけど。