わーい! ようやくロボットバトル全開の話になったァ!
バンク率低し! よく動く! 演出も構図も仰々しいスパロボテイストが満載だ!
―――“『ガンダムSEED』はリアル志向”
というコンセプトはもはや関係ないね(笑)
リアルな戦争って感じは微塵もしません。軍事作戦的にもいろいろ間違ってることでしょう。
でも今日はスパロボものを観る気構えで観た方が面白そうだ。
…と、思ったのも束の間、
アークエンジェル組が出てきたことで話がゴチャゴチャし始め、各キャラのエピソードが未整理なまま垂れ流され、作画の崩れと共にストーリーもグダグダになっていくという頭の痛い状況に。
ミネルヴァ撃沈の危機、カオスガンダム大破、アビスガンダム撃沈&アウル死亡、ルナマリア機&レイ機大破、死を賭けたキラvsアスラン再び→セイバーガンダム細切れ、カガリvsオーブ軍、以前助けた敵兵(=シン)にぶった切られてトダカ死亡…
…などなど、深く描きこめばどれも面白くなりそうな話の要素が、ぶつ切りになって戦闘シーンの中に放り込まれるので、印象薄い以上につながりが悪くてワケ分からん。
主役機が惜しげもなく次々と沈んでいったのは、玩具の販促上、主役機を交代させなければいけなかったから仕方ないにしても(…しかし、もうちょっと考えられた=ドラマチックな交代劇にできなかったものか…。「この機に交代させちゃえ」というあざとさ“だけ”が見えて白ける…)「カガリとオーブ軍兵がオーブ国民としてのそれぞれの主張をぶつけあう」という話と「キラとアスランの関係が前作前半の状態まで後退しての死闘」という話、「ミネルヴァ(シン・ルナマリア・レイ)vs地球連合」という話が互いに今回のストーリーの主軸を食い合っていて、結局主題不在だったのはいただけない。
しかも、どのエピソードも盛り上がらない部分があって、そこからまずダメ。
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