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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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全然ガンダムが出てこなくて、キャラのお話が進む回だった。
故に、問題もいろいろと目立つわけだが…

 

先週の『なのは』を見逃した身にとっては、この番組冒頭のような「前回のおさらい」というのはありがたいなぁ…と感じる。
…しかし今回、おさらい=前話のフィルムのダイジェストにも関わらず、地上のキラとラクスを描いた新撮パートが挿入されていた…
…なんで?
直後の映像で、なぜかプラントにラクスがいるという不自然さを強調するため?
それとも、前話で時間とかの都合があって編集段階で切られた映像なのかな?
……素直に
キラの出番ないんで(視聴率のため)強引に割り込ませてみました!
という意味の映像ととっておくべきか…(笑)

地球連合から核攻撃を受け、それを阻止したプラントの様子。
核攻撃を知らなかったアスランに、「しかし事実だ」と言って、証拠としてテレビのニュースを見せる議長。
……議長なんだから証拠として確実性の高い現場写真なり何なりを持っているだろうに、なんでそれを見せないで、
世間一般の人が見ているのと同じニュースを証拠にするかねぇ?
ニュース番組って情報の末端に近いところにあるから、真実性が直接証拠よりは薄いと思うんだけど…
…でも、そういう直接証拠は軍事機密に関わるから漏らせないか…
物語としては、証拠力の高いものを出してもらった方が面白いんだけど。

ニュースで知った開戦の事実に不安の色を見せる群衆や、議長の決して一望的ではない理念を語る様子を見るに、一律的な戦争描写や短絡的な思考ばかりだった前作『SEED(無印)』では描写できていなかったことを見せてくれていて、なかなか好感が持てる。
(前作は戦争開始以後の話だったから、戦争の影に脅える群集=周辺物語の様子は描写“できなかった”のではあるが…)
あくまで『SEED』的なやり方での描写ではあるが、前作と比べれば話に深みを出せていると思う。

ただ、一般的な物語水準のそれをクリアしてるかといえば、「否」としか言えず…(笑)
不安がる群集が全員、最終的に報復攻撃論しか口にしなくなるところなんか、「個々の思考が異なる群集」という特性を活かさずに、同じ考えに染まってしまう群集を描いてしまっていることで、話に深みを出て面白くなりそうなものが、面白くなっていない。
その代わりかどうかは知らないが、公園らしきところで言い争いしまくってる群集たちを描写していて、公園という人々が集まる公<おおやけ>の場で大勢が議論や論争をおこなっている様子を見せることで、世間一般=周辺物語世界で今回の事態がかなりの注目を浴びる大事だと知らしめて話を盛り上げようとしているのだろうが、
いや、ちょっと待て、
人間ってそんな場所で政治とか戦争とかについて言い争いなんてしないだろ。
職場や学校での談話とか専門家の意見会とか、主にそういう風にある程度の話題が共有できる集団内で発生するモンじゃないの?
見知らぬ人ばかりの公園や大通りで論争するなんてしないと思うんだけど、普通。
ここは直接民主主義のスイスか?
それとも、古代ギリシャのポリスか!?(笑)
報復を唱えるにしても、やることといえば、プラカード持ってデモ行進。……これ以外の描写見たことない(笑)
(↑“Remember Unius-Seven”と書いてあってのには、オイオイ、と…;汗)
リアルじゃないよなぁ。

……しかしまぁ、
群衆の中の各人がそれぞれ異なった意見出し合う様子をチマチマ書くのは時間かかるし、第一、話の流れが悪くなるときもあるから、分かってはいても、大衆が同じように動いているように書かざるを得ないのではあるが。
特に、話作る人の能力が低い場合は(爆)
(↑実体験に基づく;泣)

だからまぁ、群集のみんながみんな同じように動いちゃうのは仕方がないとしよう。
でもその後、ラクスがテレビに登場して怒りを静めるように訴えたら、
「ラクス様がそう言うなら…」と、
みんながみんな一斉に怒りを静めちゃうのはどうしたもんか…(汗)
焚き付けた怒りを治めるのは、焚き付ける以上に大変なモンなんだけど。
小さな火でも一度炎上してしまったらなかなか消火できないのと同じように。
この消火が上手くいかなくて『スタートレックボイジャー』が
どれだけオチでこけたと思ってるんだ
(笑)
(いや、『ボイジャー』のそれまでの盛り上がり方は巧いし、オチだってなんとか妥当にまとめてたとは思うけど…)

…今回は初期消火だから大丈夫ってことですか?
それにしても、ちょっとは反対意見も描写してたって良さそうなものを…。
(あんまり大きくやりすぎると話がややこしなって、それこそ収拾つかなくなるから、そうならない程度に)

しかし、ラクスっていまだに人気なのね。戦時中いろいろやってたってのに。意外。
それともアレか、
ラクスは何かの「教祖様」なのかね?(笑)

…って、
ニュース見て騒ぎ出す人々、テレビから訴えかけるラクス……

テレビが情報の全て(のように描写している)ってのは問題だと思うぞ!

群集の描写にグダグダ言ってきたけれども、議長の理念の方も、セリフ長いし、聞かせてるシーンの時間長いから、内容云々は置いといても、登場人物の理念を知りキャラクターをつかむための重要なシーンだっていうのに、だんだん飽きて見ていられなくなってしょうがない…

……そー言えば、関係ない話だが、このシーンで
アスラン×デュランダル議長の匂いが漂っていたのは気のせいだろうか(爆)
(↑議長が「アレックスくん」→「アスラン」と親しげに呼び捨てにしてたのが原因だろうが)

セイバーガンダム登場のシーン。
……う~ん、
前作後半の主役機となったフリーダムガンダムが登場したときと画面の構図からセリフにいたるまでほとんど同じってのは問題じゃないのかなぁ…
繰り返しは良くないということもあるけれど、これでは、今作の主役機インパルスガンダムより目立ってしまうではないかッ!
格納庫にしまわれている機体ってのは「秘密兵器!」って感じがして「強そう」(と勝手に思ってしまうの)だし、
インパルスのように突然現れて視聴者の意表を突くよりも段階的(格納庫→機動→戦闘)に見せていく方が印象に残って「カッコイイ」から、インパルスよりもセイバーの方が(描写の上では)魅力的に見えてしまう。
主人公のシンが影薄いのはもう諦めるとしても、メインの玩具商品であるインパルスの影まで薄めちまうのはどうなのかねぇ…?

明らかにアスラン一人が主人公として突っ走ってる形になっているなぁ…。
そもそも、今作のアスランを『Zガンダム』のクワトロ=シャアのような位置づけにしようとしたところで、アスランが新キャラクター(=主人公シン)を牽引していかなくてはならず、
従って、登場頻度アスラン:シン=6:4ぐらいになるのが妥当なところなのだろうが、
今回に到ってはアスラン:シン=99.9999:0.0001
ぐらいになってしまっている(汗)
シンの登場シーンは(回想シーンを除けば)開始直後にミネルバの食堂で開戦を悔しがっている箇所のみであり、プラントで騒ぐ群衆並み「その他のキャラ」に落ちぶれている。
今までは主役機インパルスの力とカガリへの憎しみで辛うじて“特別なキャラ”に見えていたシンであるが、その両方を取り上げられた今となってはもう……(汗)

アスランのことに関しても、今までは、派手な戦闘やら、地球連合を動かす黒幕・ジブリールの暗躍やら、カガリ・イザーク・ステラたちサブキャラクター(笑)中心のストーリーが挟まれることで、アスランの登場頻度の特化ぶりは“最悪の状態”まではいっていなかったけれども、アスラン視点中心で全てが回っていた今回は、歯止めが一切なく……

ラクス弐号機=ミーア・キャンベルと合流してからはアスランの“主人公”ぶりが異常なまでに顕著。
あっ、それは前々からのことだった(笑)

それにしても、弐号機の正体をアスランにバラす早かったなぁ…
もうちょっと伏せておいて話のタメを作っておけば、面白い話ができたかもしれないのに…
シンにしても、「両親を戦争でなくしてゼフト軍に入り復讐を狙っている」なんて、彼を中心にした面白い話がいくらでもできそうなおいしいキャラだっていうのに話作りに全然活用しようとしないし…
作り手側は本当にこういう話作りに興味がないのかねぇ?
プロなんだから多少なりともありそうなものを…
(↑しかも天下のサンライズ)

で、ラクス弐号機=整形顔と判明。
あら意外。てっきりクローンか何かだと思ってたのに、「割と」普通ね(笑)
(ラクスを「演じてる」ってこのキャラもいろいろ話に使えそうだが、たぶん有効活用しないんだろうなぁ;笑)
本家ラクスの「天然ボケおっとり娘」に対して、偽ラクスは「自己チューはきはき娘」といった感じ。
この性格の違いを対比させた物語作ったら面白そうだよなぁ…とか思いつつ、とりあえず今回のアスランとの絡みの話は、ムダに長々しててキャラがウザくて怒りしか沸いてこず(笑)

キャラ中心話になると異常な退屈を味あわせてくれるんだよなぁ、『SEED』って…
早く戦争激化しないかな戦闘話にならんかいのぅ…
そうすればちょっとは盛り上がりがマシに…

 

………。

戦争シーンを渇望させる反戦アニメ(笑)

いや、その前に観るのやめろって話だけど…

次回は地球軍の強化人間3人集が久々に登場の予定……

…って、もうちょっとキャラ登場の構成バランス考えてもらえんのかねぇ…?

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