Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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冒頭、両親が娘の誘拐事件を警察に知らせる時に「はい、110番です。事件ですか、事故ですか?~」以降の普通は省略するだろうやり取りに長く尺を取ってるところの演出意図を考えたときに、「ん?」と違和感を覚え、警察がやってきた時に、割かし丁寧で礼儀正しい態度の刑事たちなのに、黒澤監督『天国と地獄』以降誘拐事件ネタでは御馴染みの「家を監視しているかもしれない犯人に備えて、宅配業者等に変装してやってくる」ような配慮なしに“警察がやってきました感”丸出しでやってくるガサツさに疑問を持って見ていたせいで、オチが完全に読めてしまって、素直に楽しめなかった私…(汗)
それでも、隠れたレギュラーとも言える大木が撃たれるという緊張感を作りながらもかなりマヌケな(というかギャグ的な)捕まり方をする拳銃犯、拳銃犯に捕まってた時は必要以上に脅えまくった一方で助かったら警察がモタモタしていた等必要以上に文句を浴びせかける化粧の濃いオバさん、どんどん話が長くなっていく家政婦、などなど、脇キャラの濃さが面白かったし、キャラの面白さで引っ張っていた『相棒』原点を改めて意識した感じにも見える。
今回の話は、薫がいるとやりにくい話だったように思え、制作者側が配慮したかも。
…いや、「4-19.ついてない女」みたいに、今話の角田課長ポジションに据えれば、居ても大丈夫だったか。
拳銃事件と誘拐事件が同じ地区で起こる、というあらすじを聞いた時、「警察には知らせるな」というのが定番の誘拐事件に、拳銃事件捜査で警察が堂々と歩き回るようになって、犯人が勘違いして、予想も付かない方向へ話が転がりまくる、そんな話の勢い主導のシナリオになるかと妄想し(そして、私はそういうのが好みである;笑)、その予想が外れて悔しいやら面白くないやらな気持ちだったんだけど、そういう流れだと、推理で物事にオチを付ける『相棒』っぽくなくなってしまうので、今回ので正解なんだよなー
やっぱり撮り方がオーソドックスすぎるぞ、橋本一。
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