「危うしナイト2000!スクラップ地獄 脱出!空中ターボ噴射!!」
(原題“BLIND SPOT”…訳すと、「盲点」)
ルイス・ガストナーのスクラップ処理場での悪事を告発する匿名の電話がナイト財団にかかってくる。マイケルは告発者から証拠品を受け取る予定だったが、キットに近づいてきた男性ジョンがガストナーの手下に撃たれてしまう。マイケルはジョンの同伴者のジュリーからジョンが持っていたはずの証拠品や犯人の目撃証言を得ようとするが、ジュリーは盲導犬シュガーを連れていて、目が見えない女性だった…
個人的に思い入れが深い回だ。
というのも、我が家に録画されていた日本放送版『ナイトライダー』のビデオの中で、一番最初の話がこの回だからだ。
そういう個人的な事情もあってか、この回の中には『ナイトライダー』の魅力とキャラ設定などのすべてが網羅され詰め込まれているように思える。
外部から依頼を受け調査に乗り出すナイト財団。
その電話でかかってきた依頼も、依頼人が決して自分の名を口にしないことで、名がバレると命が危ないほどの巨悪の存在を感じさせる。
いずれも「巨大な悪に立ち向かう現代の騎士」の紹介通りの働きをしている。
主人公マイケル・ナイトの様子はお気楽なもので、しかしいざ大事件に発展すると一転キレ者の様子を見せ、おまけに女性にはとことん優しい。
キットはというと、自分が車であるということに誇りを持ち、駐車場に放っておかれる他の車を気に掛けるほどだし、人間に従うべきコンピューターのクセに「やけにつっかかるなぁ」と言われるほど自我が強く、そして動物が苦手。
数々のピンチも自慢の分子結合殻や特殊機能で切り抜けるナイト2000ではあるが、クライマックスではそれでも太刀打ちできない危機が訪れる。
その危機も、決め手のターボブーストの特殊使用で一挙形勢逆転。
そして、盲目の女性でも車の運転ができるという理想を叶える、まさしく“ドリームカー”の称号に相応しい、夢のあるラスト…
…いやあ、いいねぇ。とにかくいいねぇ~
原語での原題は「BLIND SPOT(盲点=見えないところ)」となっているが、これが実に今回の話の内容を的確に語ってくれている。
マイケルは、証拠品を受け取るという軽い仕事でまさかの手痛い失敗をしてしまう。起きた結果が、仕事の内容からしてみれば、盲点的である。
事件の現場を目撃したのは、盲目の女性で、今回のヒロイン。まさしく“BLIND=盲目”を表すキャラクターだ。
目撃者が盲目と知って犯人たちも油断するが、そんな彼女が音だけから依頼人を突き止めて事件解決の足がかりを作り、さらにキットの協力もあって犯人たちの油断に付けこむ作戦を実行するという、盲点を突いた展開を見せる。
そして、今回の依頼のそもそもの話、「消えた外国人労働者は、どこに行ったのか?」の答えが、意外な場所、見えているのにまさしく“見えない場所”に隠されていたという真相も「BLIND SPOT」というテーマに絡めている。
「見えない」がテーマであると同時に「聞こえるもの」=「声」もテーマとなっていて、今回キットがサブコントで自分の声についてこだわることになる。
そうそう、この、本筋の事件のテーマに関わりのある事柄でキットとマイケルが移動中に延々話のネタにする、ってのも『ナイトライダー』定番の展開だな。
事件終結直後にマイケルがキットに「とにかくよくやった、それにイイ声だ」と激励するのも、このテーマに即したオチになっている。
ただ、原語でこのセリフは"Anyway, Good Work. Oh yeah. Good voice"と、'Good'にひっかけて“声”テーマのオチに引っ張った流れが分かりやすいが、日本版の翻訳はがんばってるけど、ちと流れが弱まってるかな?
ちなみに日本放送版では、キットがめちゃ低音ボイスで喋ってみたらマイケルに「普通の声のままでいいよ」と感想言われるという、声オチの伏線になるシーンが削られている。
そしてその後…
キット「犯人の車は悲惨な最期を遂げたかもしれませんね。事件の重要な証拠ですから、プレス機にかけられたのかも」
マイケル「なら、コンパクトになっただろうな」
キット「笑い事ではありません。ブリキ缶にされるなんて、屈辱なんですよ」
マイケル「そうなったら、缶詰を食べる時に思い出すだろうな」
キット「マイケル、あなたは時々無神経なことを言いますね」
マイケル「(意地悪な笑顔)」
…という箇所も削られている。キットの言うように、マイケルがキットに対して無神経な発言してるのが、削除基準に引っかかったのかもしれない。
日本放送版では、佐々木功の年輩的な演技と、気を使った翻訳で、マイケルが時々ジョークを飛ばすが頼れる兄貴分的な印象になっているけど、本国版のデビッド・ハッセンホフの演技とか原語のマイケルのセリフとか聞いてると、演者の実年齢の若さも相まって言動が軽い若造の印象が基本で、そんな人物が最後には締めてくれるのがカッコイイという描かれ方に思えて、日米で結構印象が違う感があるもんな。
もうひとつ、おヤクソク的な事柄といえば、本筋の事件に絡まないサブキャラクターのリアクション芸。
シースン2になって増えてきているが、喋って自分の動く車・キットに繰り返し驚く一般人の描写がギャグ的に挟まれてくるようになる。
一般人の視点を入れることでスーパーカー・キットの性能の凄さを演出すると同時に、役者にとってはギャグ的なシーンが印象に残っておいしいし、売り出し中の役者の顔見世とか多忙なゲストスターのスポット出演に最適な役どころだ。
今話では全てがキットに対してというわけではないが、暴走車や盲目のジュリーが運転している姿に振り回される警官が印象的。
そして、何はともあれ、シュガーかわいい(笑)
マイケル「大丈夫、ちょろいちょろい」
キット「あなたのその楽天的な性格には負けますね」
…という、駐車場での証拠品受け渡し前の二人の会話は、原語では以下のようになっている。
↓
マイケル「構えるなよ、楽勝さ(Relax.Piece of cake.)」
キット「それはゴライアスとの対決の時にも聞いたセリフですよ(I've heard that before. For instance, when we went up against Goliath. )」
何気なく、楽天的に対決して一度負けた「無敵ゴライアスVSナイト2000」のときの話題を出していて、脚本の小技があったりする。
日本ではゴライアスのことは日曜洋画劇場枠で放送していたので、エピソードの前後関係に左右されない無難な訳にされたのだろう。
あと、駐車場についてからの会話で…
マイケル「機嫌が悪いじゃないか。車庫で寝違えたか?(Boy, you're touthy. Wake up on the wrong side of the garage this morning?)」
キット「ご冗談を(Very funny)」
…と原語で言っているシーンは、吹き替えだと…
マイケル「やけにつっかかるなァ。悪い夢でも見て、寝覚めが悪いのか?」
キット「寝不足なんです」
…と、機械のキットがなぜか睡眠を欲しているという、野島昭生の笑えるアドリブがさらりと入っていて、好き。
猛スピードでカーチェイスの最中、飛び出してきたバスにあわやぶつかるという寸でのところ、猛スピードからの急ブレーキで本当にギリギリのポイントで止まるところをワンカットで魅せている箇所は、実車でやってる迫力があって、あのシーンは子ども心に「こんな迫力のあるカーアクションが撮れるアメリカの番組ってスゲー」と思ってたな(笑)
他の回にはワンカットでここまで撮ってる回はないので、今回だけ特別な撮り方をしているんだろうと思うし、まさに必見の回。
車をスクラップにするプレスマシンからの脱出はミニチュア撮影に切り替わってしまうので、その辺は残念だが、うち捨てられたタイヤの一つ一つまで作っているので、何とも芸が細かい。
「驚異のスーパーカーナイト2000水上爆進!黄金像の謎を暴け!」
(原題“RETURN TO CADIZ”…訳すと、「カディスへの帰還」)
ナイト2000の水上走行モードのテスト直前、マイケルとキットは海岸で倒れている男性・ボビーを発見する。彼はベテランダイバーにもかかわらず危険な海に独りで潜っていて、誰かに襲われたようだった。おまけに謎の金貨を持っていたが、姉・ジェニファーに尋ねても分からない。デボンの調べで金貨は古代アステカ文明のものと分かったが、なぜボビーがそんな財宝を所持していたのか? そして海上沖で暗躍するフィン・クエスト号との関係は…?
日本放送版では、この回が1時間放送の8時枠での最初の話となっている。
この回では、クライマックスでキットが水の上を走るという、まさしく車としての“驚異”を見せつけるので、日曜洋画劇場版を見ていない人にもドリームカー・ナイト2000の凄さと活躍を理解してもらうには、最も分かりやすい回だから、最初の話に選ばれたと思われ。
『ナイトライダー』の話にもだいぶ広がりが出てきて、今話は中盤から“財宝探し”の要素が色濃くなってくる。
ちなみに、財宝探しの話なら「ナイト2000 地中大突入! 地図に隠された秘法の謎を追え!(A KNIGHT IN SHINING ARMOR)」でも出てくるので、そちらの方がより本格的かも。
シーズン2のオープニング映像に使われるシーンが数多く出てくる回としても印象的だ。
ただ、劇中のシーンとオープニングのシーンがまったく一緒というわけではないので、カットされた部分か別テイクなのかも。
メカニック担当のアイデアで新機能が次々と加わっていく『ナイトライダー』。今回は驚異の水上走行システムが披露されることになるが、この回限りの限定機能となっている。
まぁ、この機能が本格的に実装されたらキットが作中設定でかなり強くなってしまうし、あと、『ナイトライダー・コンプリートブック』によると、スタッフから「こんな手間のかかる撮影、二度とやりたくねぇ」的な意見が出たとか何とか(笑)
あと、「壮絶ジャングル戦! 絶体絶命! ナイト2000底なし沼脱出不能!!(RING OF FIRE)」での耐熱コーティングもそうだけど、事前にテストをしようとしている描写のある新機能は、その後定番機能として定着した覚えがないよなー
キットはこの水上走行を「理に適っていない」とか合理的に否定しているように見えて、完全に感情的に拒否し続けているだけってのが丸わかり。
コンピューターが感情的に否定とかなんか変な気がしなくはないが、もうこの辺りのエピソードになってくると、コンピューターなのに人間臭い相棒・キットというキャラクター設定が当然のようになってくるからな。
あと、嫌がってたり興味がなかったものをいざやってみると、ドハマりしてるキットの様子が見られるのは、「炸裂サミーの壮絶スタントショー」や「無敵ゴライアスVSナイト2000」でもあったいつものパターンである(笑)
最終的に「キャプテンキットとお呼びください♪」なんて調子よく言っちゃってるキットではあるが、原語ではこういう直接的なコトは言ってなくて、『宝島』の海賊・シルバー船長のセリフを引用してその気になっている感じである。
あと、水上走行に成功した時のセリフは、吹き替えと原語だと以下のようになっているが、字幕の訳し方がユーモアがあって好きだ。
【吹き替え】
マイケル「やったぜ相棒、浮いてるぞ!」
キット「先は分かりません…」
【原語】
Michael「You didn't sink, buddy(沈んでないぞ、相棒!)」
K.I.T.T.「No thanks to you(誰のおかげなんだか…)」
(sink[シンク]とthanks[サンク]の韻踏み。ちなみにsinkの過去形はsank[サンク])
↓
(日本語字幕)マイケル「浮いてるぞ!」
(日本語字幕)キット「浮かれずに」
ちなみに水上走行シーンは、海に飛び込もうとする桟橋のシーンから後が全部ミニチュア撮影である。
桟橋のシーンはそれほでもないが、海に入ってからは、サイズのごまかしが効かない水滴のせいで、ミニチュア感全開のため違和感バリバリなのはご愛嬌(汗)
エイプリルの変装ナース姿やヘソ出しビーチルックという魅惑的な姿が見られるので、エイプリル好きな人にとっては要チェック回かも。
この話で、アナライザー(物質分析装置)が登場。しかも物体・物質を分析するだけに留まらず、周りに分厚くこびり付いた石灰質のゴミまできれいにクリーニングしてくれる優れもの。
あー、まだこの頃のシーズンでは、フタは手で開けるタイプなんだったなぁ。シーズン3からは、このフタが自動で開くようになるのです。
「宝石強盗“黒猫”の正体を暴け!怪盗キャットvsナイト2000」
(原題“K.I.T.T. THE CAT”…訳すと、「黒猫キット」)
新聞に、被害届が出ていない盗難事件が相次いで起きている、との投書が。犯行の現場に「ご厚意ありがたく頂戴」というメッセージカードを残していく手口は、かつて騒がれた怪盗キャットのものなのだが、キャットの正体と疑われていたレイモンド・ファランはすでに死亡している。ファランの娘・グレースと接触するマイケルだが、キャット逮捕に執念を燃やすバース警部が、グレースがキャットだと睨んで強硬手段を取り始める。さらに、キャットの被害に遭ったはずの人々は犯行などなかったと主張。果たしてキャットの目的と正体と事件の真相とは…?
今の時期に、アルセーヌ・ルパンよろしく紳士的に自分の犯行を主張してみせる“怪盗キャット”なんてキーワード聞かされると、某探偵マンガに出てくる全身白ずくめの礼装でキザにキメてる怪盗のことが頭をよぎって仕方ない私です(笑)
今度は怪盗と対決することになるマイケルとキット。
怪盗との対決は、私立探偵モノとしてはよくある題材ではあるが、ハイテクカー・ナイト2000の相手としては少し役者不足な気がせんではない。
日本放映版では、冒頭の盗品を渡して現金を受け取る執事・グリフィンのシーンは、バッサリカットされていた。
本国版では最初っからすでにグリフィンが犯行に絡んでいることを説明していて、この手の話の醍醐味である“怪盗の正体探し”のストーリーラインが視聴者的にはあまり面白くないものになっている気がする。
まぁ、執事が盗品の処理をしているということは、執事本人が怪盗の正体か、あるいはグレースが執事に指示してるか、もしくは実は生きていたファランが指示してるか、といろいろ可能性があって、必ずしも結論が冒頭で決定されているわけではないのだけれど。
キャットをおびき寄せるためのニセのパーティを開くことにするマイケルたちの辺りのやりとりは楽しい。
ノリノリのマイケルとエイプリルに対して、かかる経費に頭を痛めるデボンと冷ややかな反応のキットが何とも。
ナイト財団の財力を如何なく発揮しての大作戦だが、経費とかの単語が出てくると変なところでリアルだなぁというか、大変なんだねという思いをしてしまう。
「(必要な経費が)駐車場係に、コンパニオンに、オーケストラ……って、オーケストラなんて必要かね!?」とか声を荒げてて、パーティ会場ではシーンの変わり際に憎々しげに「オーケストラ…ッ!」と独り言呟いてやけに余分なオーケストラにご執心なデボン@中村正の演技が面白いなぁ~
怪盗との対決というテーマならば、最後のオチは怪盗の正体を突き止めて明かしてめでたしめでたし、となる流れの方がスムーズなのだろうが、世に数多くいる怪盗の設定の多分に漏れずキャットも義賊というオチなので、怪盗逮捕でオチにすると締まりが悪かったらしく、怪盗逮捕のために平気で殺人まで犯そうとするバース警部を退治することで終わりとする変化球を投げてきている。
ちなみに、バース警部が中盤でマイケルを問い詰めるシーンのところ、池の傍にいる設定なのだが、その池の形が真四角な上に水縁が垂直でどう見ても簡易プールなのはご愛嬌(笑)
今回のターボブーストは、ビルの最上階から最上階に2回も飛ぶという力技を見せてくれるが、案の定ミニチュア撮影なので、迫力減少。
ちなみに今回のキットとの絡みのミニコントは、ファラン家の庭師が毎度驚いて、毎度庭の草木がヒドいことになるというものだった。
「スペシャル・カーを取り戻せ!ナイト2000車ドロ壊滅作戦!!」
(原題“CUSTOM K.I.T.T.”…訳すと、「カスタムキット(メカしたキット)」)
デボンの車が盗まれた。しかも軍隊時代の上司・スマイス中佐から借りていた大切な車だ。犯人を捕まえて車を取り戻すため、車泥棒がよく出没するという自動車ショーにマイケルとキットは参加することになる。
キットが派手に着飾ってコンテストに出場!…という楽しい回ではあるが、よくよく話の全容をかみ砕いてみれば、どこにでもいるような車泥棒を捕まえる、という、『ナイトライダー』シリーズの中でも屈指の“大したことない敵”を相手にする回だったりする。
“巨大な悪に立ち向かう”スペシャルカーの名が泣くぞ(笑)
そもそもの発端が、デボンが他人から預かってただけの車・ペニングトンを勝手に乗り回して、オカマ掘られた挙句に車を盗まれる、という単純な失態から始まっているし、エイプリルの分析でも犯人は「手口はぶつけてドロンね」という単純な解答で終わる、めちゃくちゃシンプルな泥棒で、ハイテクカー・ナイト2000の力を必要とするほどのことなのか疑問に思える程のレベルだし。
あんまりにも犯罪のレベルがありふれていて、マイケルの捜査も進展なく終わって、最終的に「キットを目立たせて犯人に盗ませよう」という当たって砕けろな作戦を実行してすんなり成功という、もうちょっと紆余曲折ねーのかよ、と言いたいレベル。
犯罪のスケールはともかく、先述のようにキットが派手に着飾ってコンテストに出場したり、堅物のスマイス中佐を何とか誤魔化そうとするデボンの悪戦苦闘ぶりが見られたり、女にモテたい一心で自動車泥棒を始めようとしてキットに懲らしめられる二人組のコントシーンがあったり、キットに多少のダメージを与えて盗む隙を作るつもりがキット無傷でどうしようという犯人(とおまけにマイケル;笑)のリアクションとか、ターボブーストを目の当たりにして唖然茫然のマヌケ面のまま捕まることになる犯人の様子とか、汚れちゃったマイケルを乗車拒否してそのまま帰ろうとするキットとか、楽しくて笑えるシーン満載で、長期シリーズに何回かはあるギャグ回が『ナイトライダー』の場合はこの話だったのかなとも言える。
しかも本筋に関係ないのに、自動車ドロ二人組のコントシーン長ぇヨ!(笑)
コンテスト会場で車を盗んだ犯人を追って、針路を遮る列車をターボブーストで飛び越えるキットのシーンだが、普通に追跡してターボブーストも難なく成功させたのに、その直後になぜか犯人を見失ってるのが、謎。
キットのコンテスト結果は特別賞止まりだったが、吹き替えではキットが「いい記念になります」と言って、マイケルが「そうか、そりゃ良かった」と返しているが、その時のマイケルの顔がどう見ても「良かったな」と言ってるような顔ではなくて、思いっきり怪訝な表情してたので、きっと原語ではキットが「特別賞なんかじゃ不満ですよ」とか言っててマイケルがなだめてるシーンなんだろうなぁ、と思っていたら、案の定だった。