ココスのCMとか元作画チーフの回とかで、まんま大山時代の顔したドラえもんがわさドラの声で喋ってるのを見ると強烈な違和感が…
あのキャラデザは大山のぶ代仕様とすら思ってるし、大山のぶ代声を期待させる顔なんだから、ちゃんとわさドラの顔にしておいてくれよ、と常日頃から思ってるTakeです。
「ムードもりあげ楽団登場!」
劇半音楽と劇中で演奏されている音楽との差別化があまりされていなくて、もりあげ楽団の音楽の使われ方が効果的に見えなかった。
実際、今回のために書き下ろされた曲はどこか平板で、印象に残りづらい音楽ではあったけれど。
ムード盛り上げるたびに画面が映画的なフレームに変わっていくのは、音楽の弱さをカバーして盛り上げてる感を分かりやすくはしていたけど、毎回やるんで少々クドい気もした。
曲のノせられてママに感謝するのび太の声@大原めぐみがどうもわざとらしすぎてダメですなぁ…
いや、道具でムリヤリ盛り上げた感情だから多少は作為的な言い回しになるだろう、ということまで考えて意図的に演じていたのなら賞賛して然るべきだが。
ラストのある意味滑稽に見えて笑えるオチは再現性があまり高くなかった。
まぁ、原作のあのハイテンポでネタがハイスピードで繰り出された末のオチなのだから、時間かけなきゃならんアニメで再現するのは難しかろうが。
「すごいはく力だ。」と言って逃げ出すジャイアンのセリフが、勇ましい曲の感じに合わせて「今日ののび太はなんか違う!」に変更されていた。
作曲家が迫力ある音楽が作れないと自覚していて、こういう方向に持っていたんだろうか?
そこはホラ、伊福部音楽(怪獣映画音楽)でも使ってさ(←クドい
「友だちの輪」
「将を欲すればまず馬を射よ」「二兎追うものは一兎も得ず」という諺を連想させる回(笑)
先週あれだけラブラブっぷりを発揮していたのに、早くも別の女の子に熱を上げるのび太は、いい加減な性格が反映されててよろしい(笑)
あと、ドラえもんが黒猫と仲良くしようとするのが白々しくないのは、ミーちゃんという固定のガールフレンドの設定がリニューアルで白紙に戻されたおかげだよな。
しずかちゃんが冷たくドアを閉めた後、同じカットのままのび太がいる位置以外の背景が暗転して「ガビーン」ってな感じでそのままエンド、というオチは新鮮味があって「これはこれでアリかな」と面白かった。
さて来週は「きこりの泉」。
今のスタッフなら「キレイなジャイアン」ネタで話を引っ張りそうな気がするが、全体のバランスを考えてほどほどにしてほしいと思う。