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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 監督:谷口悟朗、脚本:大河内一楼、総作監:千羽由利子・中田栄治、絵コンテ:須永司、提携:中村プロダクション・スタジオダブ、という強力な布陣で始まったこの作品も、12月に間に合わせ総集編やらかした後から、別会社に協力してもらうことが多くなり、制作状況が芳しくなさそうなこと請け合いで不安要素増大中という、どこかで見たような状態に(笑)

 それでもシナリオラインがかなり視聴者の快楽原則を突くように作ってあるから面白く視聴しとりますよ。
 「それはただ阿漕すぎるだけだ」という批判も出ようが(汗

 …という感想を書こうかなと思っていたところ、今日の話はかなり首を傾げたくなる進行で、何か一言文句を言いたくなった。
 はっはっは、良い事はロクに論えないくせに、悪いところが出てきたらそこばっかり指摘するのは小人間のやり方よ(泣


 まぁ文句を口にしたくなったのは、何も今回の話が初めてではなくて、最近の構成にも多少疑問というか不安があったんだけどね…
 日本再独立、超大国崩壊なんて世界規模の設定を立ち上げておきながら、話がひたすらキャラ心理中心のミニマムなレベルになっていくことがまず一点と、シナリオの進み具合がどうにも遅い気がするので、最終回までにちゃんと話にケリをつけられるのかということが、不安の種。



 で、今回の話。

 前回、軍からのミサイル攻撃が迫って危機的状況に陥った上に、謎の浮遊戦艦から新たに攻撃を仕掛けられ、その間にゼロ(ルルーシュ)が“遂に”特殊能力でスザクを洗脳しかける、という怒涛の展開がラストで繰り広げられ、とても次回が気になる引き方をしたので、さて、一体どうなったんだろう、と今話を見てみれば、冒頭から主人公二人がそろってとっても穏やかな南国の島で「ここはどこだ?」とのたまわれるので、面食らう。
 こってりした引きの後のクセに、なんだこのヤケにあっさりとした状況は…

 まぁ、それは演出の範疇だとも見えるので悪くないのだけれど、次が拙かった。
 主人公や島の状況がイマイチよく把握できないうちに、主人公の内の一人(スザク)が、なぜか全裸で水浴びしてたレギュラーヒロインに遭遇。唐突すぎる
 しかもその娘は、前回自殺行為に走る敵(=スザク)を必死こいて説得しようとしていて、目が血走るほどのパニくりようだったのに、なぜに何処も知れぬ場所で呑気に水浴びなんぞしてらっしゃるのですか。おまけに正体バレたという理由でスザクを殺しにかかるし(全裸で)。つい数時間前に自分の名前バラしながら死に急ぐスザクを説得していたのは何だったんだろう。
 一方で、もう一人の主人公ゼロ(ルルーシュ)の方も、なんというシンクロニシティか、女の子(ユーフェミア)と出会っていて、しかもこっちも何の伏線も根拠もなく正体バレてるし。そんな唐突な指摘に、疑うことなく自ら進んで仮面を取るのかよ、ルルーシュ。
 そして両者とも、「とりあえずメシだ」と食糧調達に向かう。
 …いや、謎な島に飛ばされたという不可思議状況な上に、仲間が今も必死こいて捜索しているのだから、メシの前に心配することがあるだろうが

 展開が急すぎてツッコミどころ満載。

 あまりにも飛びすぎた上にはしょりすぎな上、ユートピア的な展開だったので「これはひょっとして夢の世界の描写か?」と勘繰ってしまったではないか。

 そして同じ島(の裏側)に両主人公の宿敵/味方が到着していたという事実。
 これが捜索目的なら話がすっきりしてたんだけど、「いや、捜索なんてどうでもいいや」と言わんばかりに遺跡調査にご熱心なんだから、オイオイ、一応は行方不明を心配もしていたし、そうでなくてもついさっきまで大事件が起こっていたというのに、一体君たちは何に重点を置いて行動しとるのかね、とツッコみたくなってしまう。

 主人公たちが遭難した島に、今後重要になってきそうな遺跡が偶然存在した、というのもご都合主義っぽいけど、まぁこれは「何かの意図がありそうだ」という伏線があるから、まぁいいや。
 それにこの番組のご都合主義は実は逐一挙げていったらキリがないほ(以下略

 あと、どうでもいいけど、今話は男性向けサービスが多すぎて辟易する。
 なんで今話はこんな露骨に媚び売る展開なんだろう、と思ってスタッフロール見てたら、以前この番組で自慰騒動を巻き起こした脚本家の名前が…
 ああ、なるほど(笑)


 ところで、『ガン×ソード』ぐらいから顕著だと聞いているのだが、谷口作品にはちょくちょく、『ガンダムSEED』への当てつけのような描写が見られるのだけど、本当のところどのぐらいまで意識してるのだろう。
 …真偽の程はともかく、そんな情報を一旦頭に入れてしまうと、矢鱈側近からお飾りだと強調されるユーフェミアはラクス要素の他にカガリ要素が含まれているのだなぁ、とか要らんことを考えてしまうんだって。


 「かなり視聴者の快楽原則を突くように作ってある」神懸かった脚本(シナリオ)だと思える回が時々あるのだけれど、脚本が神懸かっていたといえば、今Gyaoでやってるこのスタッフ前作品の『ガン×ソード』も別の意味で神懸かっていたなぁ(笑
 なんだ、あの、酒瓶空けながら書いたかのようなセリフ回しは。
 いや、実際に開けていたのは胃の穴だろうが(笑)

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