買うさ、買ったさ、OVA付き『イカ娘』12巻!
久々に新規で動くイカ娘が見られる!
アニメ1期のオープニングテーマのノリがイカ娘の作風と合いすぎてて、2期のスフィアの歌が酷評されていたが、それ以上に過去最大に合わないオープニングテーマが…
2期ではお馴染みのオープングアニメでのイカ娘コスプレショー。
チャイナドレスイカ娘と忍者イカ娘は巻末イラストネタだが、魔女っ子イカ娘はどこのネタ?
あんべ先生が今年のプリキュアにハマっているとの情報もあるが、それの関係か…
・OVA1話目「壊さなイカ?」山本靖貴コンテ・演出回
OVA制作決定一報の時に発表されたビジュアルイメージは、この回のものだったな。
RPG風衣装の画しか出てこなかったので、「なぜにRPG風衣装?」「アニメスタッフ、何か『イカ娘』を勘違いしてない?」と一部で物議を醸していたっけ(笑)
原作の「壊れなイカ?」(7巻収録)は、イカ娘の魅力が全然出てない回なんだけど、3バカがゲーム機の頑丈さをアピールする時の独特のテンポの空気感とか、頑丈すぎて扱いづらいゲーム機にひたすら苦しめられるネタで全体が巧くまとまっている感じとか、なんか好きな話だ。
今回のOVA化で、攻撃の当たり判定がてんでダメ、とか、RPGの平民は何故か城の中の情報に詳しい、とか、クソゲーネタやあるあるネタが増えてたのは、ゲームをテーマにした話として良かった。
原作では栄子主軸回でイカ娘がチョイ役なのだが、今回のアニメでは、栄子と一緒に行動したり、2画面で同じ動作をやってたりして、イカ娘の出番が増えているのが良かったのと、栄子と仲いい感じが出て良かったな。
突き抜けた特徴は無いんだけど、楽しげな雰囲気で満たされている感じが、山本コンテらしさが出ている。
・OVA2話目「普通じゃなイカ?」水島努コンテ・演出回
今回発売の12巻のネタだが、今巻で深められた、鮎美が人外となら物怖じせずに話せる設定を知っていないと、話に乗っていけない部分もあるのが、アニメシリーズ単体の流れで見るとちょっと難儀か。
この話の最大のツボ、悩める最終兵器魔王・千鶴さんが、ちゃんと可愛いらしく演出されていた。
ラストの、イカ娘の触手攻撃の連打をかわしきって人外レベル認定受ける早苗の動きは、原作だと、地に足の着いた感じの高速運動だったが、アニメでは重力無視してるかのごときマクロス軌道(笑)で縦横無尽に避けきっていて、人外レベルっていうか、明らかに人外だ!(笑)
早苗は水島コンテだと活き活きしてるなァ~
あと、その直前の「普通の女の子として接してほしければ、私に対して怒っちゃダメでゲソよ」と千鶴を丸め込んでほくそ笑むイカ娘の、それはまぁ悪そうな感じの笑顔が、とてもよろしかった。
そうそう、私の好きなイカ娘は、こういう悪そうな部分があるところ(そしてその悪そうなことは完遂されない他愛無さ)なんだよ。
そういう意味でも、水島コンテは私の“『イカ娘』感”に合ってるなァ~
・OVA3話目「隠れなイカ?」池端隆史コンテ・演出回
11巻収録ネタ。テンポで一番安心して見られたのは、この池端コンテだったな。
一度もアニメ『イカ娘』に噛んだことがないはずなのに、初登板でこの安定感。さすがはベテランにして、水島努の師匠格。
家の中でかくれんぼしてやる、という他愛無いネタでまとめ上げられた一篇なので、池端コンテの雰囲気に合ってる題材だった、ということかもしれんが。
原作読んでた時は「一日中家に居ながら見つからないようにして、出てきた時に驚かせてやるでゲソ」という考えで唐突かつ一方的にかくれんぼを始めるイカ娘の思考はよー分からんかったが…
行方不明になってたイカ娘を心配したりずっと家に居たと知って大きくリアクションを取ってくれる相沢家の皆さん(というイカ娘の想像)の様子を、動きの着いたアニメで見せてもらえると、確かにここまで反応してくれたら勝手に始めるかくれんぼも楽しいだろうな、と思えてきて、すんなり理解できたなァ。
この回全体に漂う独特の雰囲気が、オチで失速したのは残念。あの慌ただしい雰囲気のラストは、むしろ水島コンテの方が巧く調理できる流れのようにも思える。
あと、OVAの他の回と違って、イカ娘@金元寿子とたける@大谷美貴の声の演技が甲高い気がする。
もしかして、声の収録の日程が他の回とは違うのでは?…とか思ってしまったが、秋田書店はアニメにあんま予算かけてなさそうなので、そんな拘束時間長引かせて予算増やすようなことはしないか。
一方の本編・原作12巻では、鮎美が、ヒジョーに残念な娘さんと化していた(笑)
「人と話すのが苦手」という鮎美のキャラクターを掘り下げるというか、言葉遊びみたいな感じで「人間以外のものと接するのは緊張しない」というところに持って行って、人外のイカ娘や、人外級の千鶴・早苗と絡めさせたのは、持て余し気味だった鮎美のキャラクターに弾みが出てきてよろしいのだけど…
犬と会話が弾んでたのは、さすがにやりすぎではないかと思ったりもする。
本物の幽霊が出てくるようなマンガなので、動物と会話できる特殊能力ぐらい寛容に見るべきなのかもしれんが、そんなエスパー能力持ってる人間が近くにいるとイカ娘の特殊性がががが…
イカ娘の特殊性を脅かすキャラは千鶴とか早苗とか3バカとかいたりはするが、一応イカ娘との関わりを起点にして顕れてきた特殊性が、対イカ娘以外にも広くシナリオに使われてきた、という流れなのに対して、鮎美の動物とも話せるのはイカ娘大して関係ないから、そこが個人的にどうも好かん、というのもある。
というか、本人の目の前で怪物だの妖怪だの勝手に認定したり、アレックスが吠えてるのを勝手に雰囲気までマネして通訳してみたり、もはや雰囲気読めないアホの子だ(笑)
それはともかく、OVA付属版の今回全員参加的な特別表紙絵に鮎美は出てこれてないのに、こんだけキャラ出ししてもらえて、すごい躍進だなァ~
巻頭書きおろしマンガは、初の夏ネタ。
今まで発刊時期に合わせて、ずっと真夏の本編では描けない季節ネタを描いてきてくれたが、今回は本編の季節とリンクした形。
1ページ目は、夏にしたいことをズラズラ並べてみるが、最終的に「早く秋になるといいね…」と言ってオチるのほほんさが面白い。
2ページ目はエロい。何か溜まってますか、あんべセンセイ?(笑)
前半収録の話は、比較的構成がまとまってたかと思うのだが、後半収録作品になってくると、私の好みから外れてくる話が多い。
ずっと真夏の侵略コメディが、ついに、夏でも開店している屋内スケート場に行ったり、季節外れの臼と杵持ち出したり、季節感を飛び越え始めたり、それから、栄子と磯崎だけで話回したり、ネタ切れ感がしてくるのも。
巻末の作者コメントでも、「この時期かなり苦しかった」と書いているので、実際ネタ作りの苦しさが相当のモンだったのだろうけど。
それでも、11巻の感想で「出番が…」と書いていた渚の出番も12巻では増え、鮎美の話や愛子先生の話にうまいこと絡んでいたり、まだまだ好きな話が多かったりはする。
イカ娘がキャスター(ローラー)をいろいろなものに付けて回る話が、最終ページのセリフ・効果音一切なしでオチまで突っ走るラストの独特な感じも含め、一番好きだ。
磯崎が栄子との格ゲーで使った最終手段のキャラは、確かあんべ先生が昔描いた読み切りマンガの主人公ではなかったか?
そして、誰か、愛子先生に愛の手を(笑)
巻末描き下ろしイラストは、赤ずきんイカ娘。背後でオオカミな早苗が狙っているので要注意(笑)
イカ娘が歌手になって歌を歌ってる、という体の歌を収録したアルバム。
なので、歌詞の語尾にほとんど「~でゲソ」「~じゃなイカ」が付くという。
初回限定盤は、「これが海への愛じゃなイカ」の歌に乗せたプロモーションビデオ(PV)という体の新アニメーションのDVDを梱包。
どこぞかで聞いた「これが海への愛じゃなイカ」の元気良さが思いのほか、好みに合ってたので、買ってみようと決意。
もちろん初回限定盤を。
PVには、触手立て伏せイカ娘、ネココスイカ娘や巻末描き下ろしコスプレなど、アニメ化されてなかったネタが。
悪を懲らしめる侵略者・イカ娘のイメージクリップ、とその撮影風景、そして映画を撮影・編集・上映するイカ娘ネタ、最後はイカ娘がサビに合わせて歌うダンスシーンから構成されている。
事あるごとにイカ娘の触手攻撃で埋められる早苗を掘り起こしてあげるアレックスかわいい。
全般的に90年代前半以前というか、懐かしいメロディラインが多い感じ。
楽曲のバリエーションがそれほど豊富というわけでもなく、どの歌も夏のイメージに合わせて、アップテンポでハイキーな曲ばかり、ボーっと聞いてるとどのメロディがどの歌のものなのか、時々分からなくなる(^^;)
まぁ、曲調や歌詞をじっくり聞かせる類の歌ではなく、基本的にイカ娘が自分の侵略魂について熱く歌い上げるという体裁のものばかりなので、バリエーションの狭さは問題ないかもしれないが。
金元寿子は早口で歌うの得意だなぁ~
(書きかけ)
表紙を飾ったが、5巻ぶりに巻最終収録ネタから外れ、本編中の出番も少ない3バカ。
表紙は出番救済か?
10巻でのカラーページ2ページ使った特別版から、また表紙折り返しの位置に登場人物紹介が戻ったが、各キャラの絵が裏表紙で使っていたデフォルメキャラに変更され、さらに清美とニセイカ娘・鮎美が追加。
毎度おなじみ巻頭カラーの描き下ろしネタは、もちろん正月ネタだった。
11巻収録分は、最近の巻数に比べて、オチの弱さが戻ってきた気がするけど、代わりに途中にインパクトがある話、というのは多い気がする。
〆は重視しないで、話の流れの途中の小ネタや紆余曲折で笑わせるという。
イカ娘に異常な愛情向けてるのを清美に気付かれないため早苗があたふたする話なんか、最終的にイカ娘・清美に気付かれることなく無事に帰すところまで描写して「バレなくて良かった~」で終わってしまい、この手の“何かを隠そうとするタイプの話”では(奮闘むなしく最終的にバレてしまう、バレなかったが部屋がメチャクチャになったり代償がある、などの定番オチと比べ)平穏無事に終わりすぎていて物足りないが、イカ娘・清美にバレないように画策し墓穴を掘りながらどんどん消耗していく早苗の様子を見るには楽しい。
イカ娘が話の主軸に関係しない話が最近多かったが、この巻ではイカ娘メイン回多くて満足。
また、イカ娘メインの中にも、サブキャラの話を膨らませていて、バランス良いかもしれない。
悟郎のおかあちゃん来襲回はイカ娘が主軸にほぼ関わらないが、オバタリアン無双のあるあるが笑えるのと、悟郎との親子仲がちょっとほっこりした後の最後のおかあちゃんのセリフ「そんなワケでまた来るでゲソ」悟郎「もう来なくていい(怒」でイカ娘関連させて終わらせているのが良いな、と。
カカシの話も、この巻で唯一と言っていいイカ娘いなくてもいい話だったが、各キャラらしいカカシを見せて3バカで〆るとか、サブキャラの魅力が出てて悪くない。
…そんな中で、渚はいろいろ話を広げられそうなキャラの割に活躍が少なくて、割を食ってる気がするが(汗)
九官鳥の話ぐらいか、今巻での大きな役割は。
イカ娘が少年の空想上の侵略者になりきる最終収録ネタでは、少ない出番で存在感アピールしてたな。
ビニールプールの話とケンケンパの話は、イカ娘主導でネタ展開しつつ各キャラのオチもまとまっていて好きだな。
ビニールプールの話は、鉛筆書きの一コマ追加ネタも、すこし膝叩きたくなる可笑しさで好きだ。
途中の「水着着てきたよー!」時の早苗のパースが多少おかしいのは気になるが(汗)
シンディ監視回の一コマ追加ネタは、7巻ラストで3バカが絶対に破損しないゲーム機作った話を覚えていると余計に可笑しい。
巻末イラストは、触手引っ込め状態で割烹着を着て味噌汁をよそう“田舎のおかんスタイル”イカ娘。
前巻で出てきた引っ込め状態イカ娘が「オバハン臭い」と悪い評判が目立ったのを逆に利用するとは…
(書きかけ)
イカ娘2期のBD第1巻の売り上げが前作比半減という話を聞いた。
1期に比べて面白くない、可愛くない、話の演出が悪い、というような批判も聞くが、原作の時点からして最近はホームコメディ路線で、アニメ1期の路線とは微妙に食い違っているので、仕方ない気も…
3期、厳しいか…
そんな悲しい気分を抱えつつ、見た。
「訓練しなイカ!?」
原作10巻「防犯訓練じゃなイカ?」
ん? これ、イカ娘1期1話じゃないのか? でも、早苗や鮎美がいるし…
…という狙いがよく分かる回。
『イカ娘』初、起承転結の“承”から始まる、時系列を弄った話。
たけるたち小学生組や侵略部、想像上で出てくるアレックスも交えて、全員参加の話になっている。
侵略部は途中でチラ出して、それ以降画面上に現れない、というもったいない登場ではあるが。
しかし侵略部、ちょっとしたユニフォームまで作っちゃって、本格的になってるなぁ…
細かいところだが、子どもたちを海の家から放り出すシーンのパースが狂ってたのが気になった。
今まで磯崎のキャラが掘り下げられてなかったせいで、途中鮎美にちょっかい出すナンパぶりに違和感。
終盤は、イカ娘が想像する、イカ娘の方が侵略されたら、のIF話に。
なぜか“『イカ娘』オブ・ザ・デッド”みたいなゾンビワールドの描写になってたが(笑)
「祭りじゃなイカ!?」
「やっぱり祭りじゃなイカ!?」
原作1巻「祭りじゃなイカ?」8巻「また夏祭りに行かなイカ?」「ケンカしなイカ?」
些細な言い争いを発端としたケンカによるイカ娘と栄子の関係悪化と、その関係修復を描く最終話。
原作がまだまだ続いている中、“ずーっと真夏の地上侵略コメディ”にどうやって最終回を迎えさせるか、それに必要なことは卒なくやっている。
卒なくやっているんだけど…
イカ娘という存在そのものを賭けてしまった1期の最終回が見事すぎて、霞む。
それに、卒なくはやっているけど、所々踏み込みが足らないというか…
殊、栄子に対しては強気で行けるイカ娘と、ちょっとやそっとのことではイカ娘に頭を下げるわけがない栄子が、通常よりも仲が悪い状態に陥り、そこから、キャラの性格に即しながら、解決へ至るまでどう段取りをつけるか…
キャラに即した感じではなく、終盤はちょっと段取りが一足飛びのような印象もある
個人的な好みを言えば、「シリアスすぎるのではないか?」ということ。
初っ端から険悪な状態というのは、この話が今までと違う筋で進めるという演出の意思表示なのだろうけど
田島梢がまさかの再登場。
最終回を呼ぶ女、みたいな扱いになってきたな
やっぱり仲が悪い二人が「フン!」と顔を背けて番組が終わってしまったが、贅沢を言えば、ラストカットの最後で、背けた顔からちょっと視線を相手にやって、ケンカの最中でも互いに相手を気遣っているいるカットを入れてもらえれば、仲がいいほどケンカする二人を強調するようになったのでは? まぁ好みですが。
そーいえば、前話の次回予告では既存シーンを使いまわしてたので、回想シーンでも入れるのかと思ったが、全然そんなことなかったな。
思い返してみて、私が『イカ娘』にハマったのって、イカ娘のキャラクターにあったんだよなぁ、と
凡百の萌えアニメにありがちな、どんな性格をしていても男主人公の好意を得るのに媚びた表情もしくは笑顔・得意顔ばかり見せるキャラクターたちとは一線を画し、侵略するという意図ですごく悪びれた表情も見せたり、多彩な表情や行動を見せてくれるところだった。
今期はそういう悪びれた部分が削ぎ落とされて、萌えに走りすぎてる気がしたが、今話は侵略にこだわっていたり、原点的な部分が多く見れたのが良かったなぁ。
シリーズ構成・横手美智子、副脚本家・國澤真理子、1期監督・水島努、2期監督・山本靖貴に続く、第5の脚本担当・満仲勤のお蔭か?
今話のA・Bパートの脚本・絵コンテ・演出が満仲勤だったが、原作に沿いながら、原作から発展させたオリジナル部分が違和感なく、なおかつ面白かった。
『おおきく振りかぶって』で魅せた演出力を活かした1期10話「野球しなイカ?」や、2期2話「小学校に行かなイカ!?」でもそうだったけど、動きで魅せる部分が大きいオリジナル。
最近の作画力低迷は、この回にリソース回すためだったのかな、と勘繰りたくなるぐらい動いていたなァ~
早苗が催眠術を会得して海の家れもんに困惑をもたらす話。
催眠術にかかったふりをする登場人物の様子を描いて、最後にまったく相手にしないイカ娘にがっかりする早苗を描いて原作は終わりだったが、アニメではイカ娘が催眠術にチャレンジして大成功してしまうオリジナルが追加。
侵略以外のことは何でも卒なくこなしてしまうイカ娘なので、さもありなん、なオリジナル。もちろん3バカの発明品の影響だったが。
原作ラストのコマは、エビで釣られて操られるイカ娘で〆られていたが、アニメでは、催眠術で海の家を操ろうとしたことで千鶴の怒りを買ったイカ娘が言うことを聞かざるをえない状況になり、催眠術というテーマと登場人物の相関関係を上手く使ったオチに。
しかも、お調子者のキャラクターが「もう○○はこりごりだー!」と叫んで終わる定番オチに繋げて、心憎い。
作画の方は、イカ娘の催眠術にかかった渚(サル)・栄子(カラス)が、まぁよく動く。
冒頭、糸に吊るした5円玉でアレックスを陥落しようとする早苗を真横から描いたカットで、5円玉を揺らす手の微妙な動きがリアルに細かく動画されていたところからして、何か作画への力の入れようが違う感じ。(フツーなら、手を固定して5円玉だけを動かすように省力するはず)
南風のおっさんと宇宙人調査チーム3バカトリオがタッグを組んで、3代目ニセイカ娘を作成し、イカ娘と対決する話。
原作ではページの都合上あまり稼働してなかった3代目ニセイカ娘だが、3バカのオーバーテクノロジーがアニメでは遺憾なく発揮されていて、触手攻撃対決・イカ墨攻撃対決など、白熱したイカ娘VSニセイカ娘の対決になった。
いろいろなバトルものでもそうだが、同じ能力を持った者同士が互いに秘技をぶつけ合って拮抗するというシーンは、いいねぇ
今回だと、イカ墨対決↓が
以下のような感じに見えて…
…すみません、完全に私の趣味での選択ですね(笑)
原作ではオート機能付きロボットという感じで無機質な存在であったのに対し、アニメのニセイカ娘は、イカ娘のメンタルを抉る毒舌攻撃を的確に繰り出し、最後に「じゃあな」と言って3バカたちの後に付いて帰っていくなど、A.I.が付いて独立したいちキャラクターみたいな存在になっていたなぁ。
ニセイカ娘というか、メカイカ娘と呼んでもいいような感じ。姿は似ても似つかんがな。
しかし、3バカにすら「メンタルが弱い」と看破されてるイカ娘が哀れだ(笑)
「ふたりきりじゃなイカ!?」
原作4巻「悪じゃなイカ?」9巻「千鶴と2人きりじゃなイカ?」
カンのごみ箱にビンを捨てて、悪事を働いた気分になるイカ娘が、可笑しみがあってカワイイ。
千鶴とおしゃべりして打ち解けたと思ったら、ラストにイカ娘が「人外の割に人間っぽいところがあるね」みたいな発言をして、千鶴の怒りを買うが…
原作では発言に千鶴がしっかりショックを受ける様子を描いたコマがあって、その後怒ったっぽい千鶴がイカ娘を説教部屋に連れ込む、という流れだが、アニメではイカ娘の発言直後、千鶴を背後から撮るアングルのカットに切り替わって「…私、人間なんだけど」とドスの効いた声で来るので、落胆するよりもまず先に怒りが頂点に達した感じ。
原作がまだ千鶴の感情を同情的に描いているのに対して、アニメは最終兵器魔王・千鶴の発動を的確に表現してるな(笑)
EDはメカイカ娘登場。やっぱり動きがキモイ!
全パートにわたって、思いのほかレイアウトに偏りがあるとか画面のバランスが悪くて、いったい誰が今回の話作ってるんだと絵コンテ・演出をチェックしたら、畑博之…
えーっ、6話の時はもっとがんばった画面構成だったじゃないか!
『銀魂』とか『宇宙ショーへようこそ!』の演出担当もしてたんだぞ。
なんで今回に限って…と思ったが、作画が殊のほか冴えていなかったので、連動してレイアウトも崩れたのかも…
何せ今回一番作画が良かったのが、“美味しそうに焼けた肉”だったからな(^^;) 人体デッサンがんばれよッ!
「焼かなイカ!?」
原作9巻「焼肉じゃなイカ?」
このサブタイトルだと、イカ娘がムキムキマッチョを目指して日焼けに挑戦するあの話(原作1巻)がまずよぎってしまう……そんな原作読者の私(^^)
原作ではそうでもないのだが、焼肉争奪戦に相沢家内で火花が散る話。
でもこの手の話だと、自分のプライドを保ちつつ如何なる手段を使ってでも他のヤツを出し抜こうとする登場人物の腹の黒さが足りないなぁということが感じてしまう……そんなアニメ『銀魂』ファンの私(^^;)
というか、栄子だけが焼肉に執念というか怨念めいた執着見せているに過ぎないので、要らない気を回しすぎている栄子に空回り感がせんではない。
こーゆー話にするなら、欲望の赴くまま素直に焼肉パクついてないで、イカ娘や千鶴にも参加させろよ、焼肉争奪計略戦線!
また栄子中心に話が進む、イカ娘の影が薄い話になっているなぁ…
栄子・イカ娘・千鶴で焼肉争奪戦して、最後に千鶴が勝ったと思ったら、蚊帳の外だったたけるにみんな気付いて反省して、おいしいところを全部譲るというオチなのだが…
争奪戦の様子がヌルい割には、3人が受ける「(しまった、たけるのこと、忘れてた…!)」というショックが、演出的にデカすぎ。
逆を言えば、ショックのデカさを演出している割には、争奪戦部分の演出にしつこさがなさすぎ。
「護らなイカ!?」
原作10巻「護身術じゃなイカ?」
鮎美、護身術を習う/千鶴、護身術を教えるの巻。
画面レイアウト手前に座ってる栄子と鮎美の背景に浜辺のゴミを拾うイカ娘の構図で、栄子が「護身術を学びたいなら私よりも他に…」と言ったところで、早苗がイカ娘に突っ込んできたと思ったらいつものごとく触手で弾き飛ばされて、「あれは参考にならんな」と吐き捨てられるのを、ワンカットで全部見せてしまうのが、なんだか好きな笑いの演出だったなぁ~
護身術をマスターした鮎美が、不意に近づいてきた南風のおっさんまで合気道で投げ飛ばしてしまって「反抗期か…」とか勘違いされてしまうのが一応のオチなのだが、アニメ版のおっさんはそれでもまだまだ余裕の表情だった。
原作では、愛娘に邪険にされた親父という生き物の悲哀っぽいのが感じられたのが好きだったし、オチがはっきりしてて良かったのに。
ある意味千鶴以上に手強い存在のおっさんのキャラを大事にすると、アニメ版みたいな解釈になるか。反面、オチがはっきりしないけど。
「寒くなイカ!?」
原作9巻「寒くなイカ?」3巻「侵略!イカ娘 in Winter」
“ずっと真夏の地上侵略コメディ”が冬になる話。
今回のパートの中では一番料理しやすいネタだけに、オリジナルも面白い形で膨らませていた。
ベースは3バカが海の家れもんに超強力冷房機を付ける話で、そこにイカ娘たちが雪遊ぶする番外編を接続しているが、侵略部の面々や早苗もうまく合流させていた。
「いやー体感的に3年くらい夏が続いてるような暑さだったからな」という原作のメタセリフは、アニメ1期の開始時期に合わせて「夏が1年以上続いてるような」に変更。
でも、原作は間断なくずっと続いているからメタセリフがくすりと笑えるものになっているけど、アニメは断続だからちょいとセリフの改変具合がお笑い的に弱い気もする。
EDアニメーションは雪降る浜辺を歩く冬着イカ娘、という大幅改変。
でも、サビ開始以降が夕方の光景になるのに合わせて、雪verのEDでも暗くなるのだけど、曇り空をそのまま暗くしているので、なんか文字通り灰色な気分がする色彩設計に…
色彩、もうちょっと何とかならんかったのかなぁ…
次回予告ナレーションは清美。侵略部副部長だったことがこんなところで判明(^^)
(書きかけ)
2期のこれまでは、6巻以降の原作をアニメ化していたのに、この回はそれよりも前の巻から中心だなぁ…
「おままごとじゃなイカ!?」
原作4巻「おままごとじゃなイカ?」
サブタイトルは“おままごと”ですが、実情は『クレしん』名物“リアルおままごと”です(笑)
ままごとのパパ役をやってとお願いされて、新聞読みながら誇らしげな澄ました表情で「ああ、仕事はうまくやっているでゲソ。この調子でいけば来週には全世界の80パーセントは侵略できそうでゲソ」と演じてるイカ娘の様子が、パパ像がズレてるような合ってるような可笑しみがあって、個人的に何かツボな箇所だ。
イカ夫を巡り、正妻・栄子とストーカー・早苗の攻防が原作のオチだったが、アニメでは愛人・清美も参戦。
いつぞや感想で「『イカ娘』の人物相関関係って複雑じゃないから、こじらせてもそんなに…」と否定的に書いたが、今回は面白い。
こじれるだけこじらせて、最後はなんかのトレンディドラマよろしく、事故から子どもを守ってイカ夫無念の死ですっきり終わらせて、イカ娘オチに持ってくのも良い。
最後まで「…みんな、あとの侵略は頼んだでゲソ(ガクッ)」とパパ像がブレないイカ娘は何気にツボ。
「予定じゃなイカ!?」
原作5巻「予定じゃなイカ?」8巻「マイバッグじゃなイカ?」
予定とバッグの合わせ技だが、予定の立て方を分かっていないイカ娘の描写中心で組み立てられていた。
事あるごとに清美に相談する形になっていた。
どんだけ清美押しだ!
温泉入ってる早苗の胸の谷間だけを大写しにしてた箇所があったのは、『イカ娘』のスタンスから外れてる感じがして、驚いた。
「遊園地に行かなイカ!?」
原作5巻「遊園地に行かなイカ?」
個人的に『イカ娘』の大半の話は、無味無臭というか、流し見できる程度のもので、その中で好きな話が幾点かあるという感じなのだが、この話だけははっきり「嫌い」といえるシロモノなのだなァ…
イカ娘が中心にならないどころかこの回限りのキャラ薄いおっさんが話引っ張る、遊園地ネタの割に出てくるネタがあまりにしょぼすぎる、しかも下ネタオチ…
原作の短いページ数で遊園地ネタを描こうとすると、どうしても遊具数の多い描写はできないので、こういう話運びになるのかもしれんが。
アニメでは、“一人遊びマイスター・イカ娘”の話を先にやっていたお蔭で、コーヒーカップ一つにエラく長く楽しそうに遊ぶイカ娘の描写が強調されていて良かったかな、と。
EDに、着ぐるみ着込んだ遊園地のおっさん発見。
(書きかけ)
OP
医者がチアに戻ったと思ったら、メイド服が警官コスに変わった。
今話は、古風な笑いの手法というか大げささが堅実な笑いのコンテが特徴。
「留守番しなイカ!?」
原作4巻「留守番しなイカ?」7巻「空き巣じゃなイカ?」
「空き巣じゃなイカ?」は原作では好きな話。
前話で侵略部結成の話をしていたのを活かしているのは好ポイントだけど、オリジナル部分とのつなぎ方がちょっと強引かな?
「絶たなイカ!?」
原作8巻「エビ絶ちしなイカ?」
やりたくないと決心したらそれが次々と襲いかかってくる、欲しいと思い始めたらそれが運悪く全然手に入らなくなる、という定番ネタ追加。
エビ着込んでる時の早苗の動きがキモイ(笑)
禁断症状で町中の物がエビに見えてくるに至っては、早苗のイカ娘断ちのイカ娘バージョンだな、もう。
…案外早苗と気が合うんじゃなイカ?(笑)
「熱中症じゃなイカ!?」
原作9巻「熱中症じゃなイカ?」
所々正規の位置関係を無視したレイアウトをしている。
原作での演出よりも、本当に具合悪そうになってて、早苗の悪意が減少。
EDは警官に捕まってる空き巣のオッサン追加。
OPサビ後のイカ娘のコスプレが、チアガールからドクターに変更。
アニメも折り返し地点を過ぎて、新しい試みを始めたか?
今話全パートの絵コンテは宮崎なぎさ。
『魔法先生ネギま』第1期のTVアニメの監督でヒドい出来になった戦犯とさえ言われたスタッフだが、おっさんの家に訪れた時に驚愕の光景が飛び出した瞬間にBGMストップさせる演出とか、「お前らは何がキライだ?」―「いきなり言われても…」―「私はエビが嫌いでゲソ!」―「知らん!」のテンポの良さというのが笑いを分かってる演出になっているし、イカ娘が記憶をなくす瞬間を色反転させて印象深くする演出をしているので、地力はあるんだろーな。
レイアウトやキーポイント以外の作画がかなりの箇所でビミョー
… ま さ か 、『 ネ ギ ま 』 の 呪 い か !? (笑)
あと、イカ娘のいわゆる帽子部分のことがAパート・Bパートの双方でネタにされていたり、B・Cパートでイカ娘から血液代わりのイカ墨が垂れてきたり、なんか小ネタの取り扱いが緩やかに繋がってる回のような気もする。
アニメでは感情のブレをほとんど見せない千鶴だが、おっさんのペースに惑わされたり、記憶喪失状態でもイカ娘に距離置かれて焦ったり、珍しくも動揺する千鶴の姿が見られる。
千鶴を単なる“笑う冷血者”ではなく、いちキャラクターとして当然な人間的感情の描写を入れてくるのは、女性スタッフならではの配慮なのかな?
原作では、それまでの単行本のコメントで「名前出す機会なくなっちゃった」と作者が漏らしていた、ニセイカ娘=鮎美の本名を明かすためだけに用意されたシナリオといっても過言ではない気もする回。
アニメでは、2話目でさくっと本名明かされたので、おっさんの面倒臭い性格を相沢家一同で体験する部分を増幅。
おっさんの真意が分からずに、「監禁されて危害を加えられるのでは…?」という勘違いサスペンス部分が、話の厚みを足していた。
冒頭のニセイカ娘再利用花壇の応用で、常田家のトイレの特殊さを描く部分が追加された。
あのおっさんの性格なら、さもありなんという感じで、さらに中の描写がおぞましくて笑える。
「記憶喪失じゃなイカ!?」
原作6巻「記憶喪失じゃなイカ?」
2期決定の一報を知った際、2期の最終回にアレンジ込みで利用されるならこの話だろうな、と個人的に予想していたのがこの原作回だった。
なので、このタイミングで持ってこられて、予想が外れた。
元々こういう軽い扱いがちょうどいい原作回だとは思うけど。
シンディと早苗のホラ話が肉付けされた。
ただ、その御蔭でシンディと早苗の話がつながったので、イカ娘が「どちらの話が本当なのか?」と悩むのは無用だと思ったりする。
「海から来たなんてそんな話あるわけないじゃなイカ」「そこ否定するの!?」のところは、カット割ってほしかったなぁ…
そして、あの辺りの大半のカットが、腰から上の作画しか出てこない原画家に配慮したレイアウトばかりだった。
今話の作画能力的に細かいカット割=作画枚数の増加が無理だったのか?
「部活しなイカ!?」
原作9巻「入部しなイカ?」8巻「プールに行かなイカ?」
清美たち野球部4人(原作ではバド部3人)とイカ娘で、侵略と称して一緒に遊び歩く部活を結成する話。
侵略とは名目だけで、イカ娘の本分とは関係なく、女の子たちがキャッキャと楽しそうにしている光景を延々描き続けるこの原作が好きな部類になっている私は、『けいおん!』好きなヤツのことをとやかくは言えない。
原作では、ただただ楽しそうな部員たちを描写しているだけだったが、アニメでは原作ラストの清美不在ネタを深めて、廃部の危機を追加。
徹頭徹尾楽しさを謳う話に、ちょっとしたマイナス方向の刺激を与えることで、元々の楽しい部活に繋げるラストを盛り上げ、「楽しい部活」というテーマを強調する作りに深化していたような気がする。
部活の様子は、「侵略ノススメ☆」に乗せてダイジェストに描写。
8巻「プールに行かなイカ?」のネタもダイジェストでさらっと流されたのがもったいない。
赤い血も黒いイカ墨も同じ黒ベタで描くマンガ表現を活かした「なかなかエキサイティングじゃなイカ(鼻からダラリと流れる体液)」「イカスミ!? イカスミなんだよね!?」のネタが好きなんだが、アニメで再現は厳しいか…
それよりも、ウォータースライダーでケガするのは、マナー無視して頭から滑っていって水底に顔をぶつけるからケガをするのであって…
滑降後の減速部分無いここのウォータースライダー、危険すぎるだろ!
ちなみに、今話の各パート全てのラストカットが、イカ娘による〆ではなく、他キャラ(A・Cパート栄子、Bパート早苗)だったな。
EDアニメーションの追加は、おっさんの家のニセイカ娘再利用花壇。
も う そ れ 生 首 地 獄 じ ゃ ね ぇ か
「ジョギングしなイカ!?」
原作8巻「大仏様じゃなイカ?」9巻「走らなイカ?」
サブタイトル、「遠出しなイカ?」ぐらいの方が良くない?
悟郎メインの千鶴ジョギング回に、相沢家の鎌倉旅行回を合わせたアニメ回。
全員のジョギングから話は始まるけれど、悟郎・千鶴組とイカ娘・栄子・たける組に途中で分かれて、ジョギングがほぼ関係ない鎌倉部分にイカ娘が行くので、サブタイトルの付け方に少々疑問が…(^^;)
鎌倉の大仏を生きている巨人だと勘違いするイカ娘。
イカ娘の勘違いをさらに転がしていくのは、原作では千鶴の役だったが、アニメでは千鶴が悟郎と共に走っているため、代わりに栄子の役回りに。
しかし、特に違和感のある改変ではなかったので、自然に見れた。
イカ娘に嫌がらせするには栄子でも千鶴でも互換可能…と見るとなんだか嫌な姉妹に見えてくるな(^^;)
話のメインでなくなった悟郎はご愁傷様だが、イカ娘組が大仏見に行ってる合間の描写でも十分メインといってもいいぐらい目立っていて、話のバランスが整っていたので良いではないか。
でも超長距離ジョギングで死にかけたので、結局ご愁傷様…(^^;)
早苗の二重人格が疑われる原作回。
早苗がイカ娘のSPに扮装込みでなりきって途中から誰もそれを気にしなくなるという点からして、『イカ娘』的なリアリティにも乗れない話ではあるけれど、
途中、イカ娘ストーカーとしての本能と、SPとしての職責との間で葛藤し始めて、「邪魔なSPめ」「イカちゃんに近づけるもんか」みたく言動がスイッチしながら自分で自分を殴り始めるものだから、読んでて余計に変な感覚に襲われるんだもの。
アニメでは描写がちょこちょこ修正・追加されていた。
早苗がSPの職務を完遂する様子が原作より細かく、そしてイカ娘就寝後にガマンできなくなった後は、人格がSPに戻ることなくストーカー行為に突っ走り、SPとしての自分が仕掛けた罠に前後不覚の様子でかかりまくるので、原作で覚えた変な感じは解消された感じ。
最後の「悪いヤツは捕まえておきました~」のオチがいいなぁ。
ミニイカ娘回、パート4!
ちなみにパート2と3はBD・DVDの特典映像として収録されている地上波未公開モノ。
秋田書店から発刊の『イカ娘公式ファンブック』にもフィルムコミックとして収録されている。
でもやっぱり、動いているミニイカ娘の方がカワイイ!
小さいミニイカ娘を日常の風景の中で冒険させる『ドラえもん』的なシチュエーション作りがいいねぇ。
カエルやネコの作画を崩れなく仕上げているのは、お話のまとまりとして力の入れ方は正しいけど、萌えアニメでやられるとなんか可笑しい。
ミニイカ娘はパラレルワールドじゃなくて、あくまでも早苗の夢の中だけにいる存在というのが原作・アニメ共徹底している設定なんだけど、今回はなぜか悟郎に伝播。
早苗オチになると思ってたところ意表を突く終わり方だったが、法則が一つ崩れた感じがして、なんかね…
ED、イカ娘の歩く部分をまるまる走るミニイカ娘に置き換え。
尻尾の先までミニイカ娘をご堪能仕様だった。
4話EDを道尋ね外人にしておいたのがここで活きた!(^^)
作画がヘタれてきたというか、動きとパースに精彩を欠いてきたが、演出は原作を活かす形に伸びてきた。
「ラジコンじゃなイカ!?」
原作6巻「ラジコンじゃなイカ?」
サブタイトルが「ラジコンじゃなイカ?」なのに、原作ではラジコンが壊れたところから始まり、壊したイカ娘の苦悩と懺悔に話の軸とピークがあって、ラジコンほとんど無くてもいいような話だった(汗)
本来なら、ラジコン絡みでイカ娘が自分をラジコンにするところを膨らませた話に仕上げても良かったんだろうけど、劇中でたけるが思った「(イカ娘ラジコンは)思った以上におもしろくない」というのを、たぶん作者もこのネタ膨らませてる時同じ思いがよぎってしまったんだろうなぁ~
今回のアニメ版では、ラジコンで楽しそうに遊びまくるイカ娘の描写を前半に追加して、サブタイトルに即した形の話に。
ただし、そのせいで、話の雰囲気が前半と後半で大きく変わるようになってしまったのは良し悪しあるか…
ラジコンはたけるがお小遣いを貯めて貯めてようやく買ったばかりのものという設定になり、それを壊すイカ娘の業がより深く!
栄子「イカ娘に貸したが最後、壊されるのがオチだぞ」
イカ娘はジャイアンか!(笑)
ラジコンで早苗と散歩中のアレックスを追い回すイカ娘。
アレックスに何の恨みが?
……いや、早苗か(笑)
オチ。
なぜ『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)』ネタになるんだという謎があるが、ただし、『BTTF』の第1作目にはデロリアンをラジコンのコントローラーで遠隔操作するシーンがあるので、ラジコン縛りの今話のテーマから大外ししているものでもなかったりする。
「七夕じゃなイカ!?」
原作8巻「七夕じゃなイカ?」
回想でロリ栄子投入。触手を使ったイカ娘のラブリーな悩みポーズも多発。清美エピソード拡充。
なんか萌えに対して阿漕だなぁと思ってしまう。
清美エピソード追加というか拡張はいいとして、3バカエピソード追加はどういう方針?
栄子の願いが「進級できますように」と判明した時の哀愁すら感じる演出が良いなぁ
イカ娘が最後に願い事を決めた後、「平和を祈る願いが多かったら、私の願いが相殺されてしまうではなイカ!」とショックを受けるが…
原作では「地上侵略」が目標のイカ娘に対し、イカ娘の計略失敗を願う渚を差して「これでお前の願いは相殺されたぞ」と栄子が茶化すギャグがあってからの流れがあるので、アニメではこの相殺システムが説明されてないと、最後のイカ娘の驚愕がイマイチ分かりにくいのでは?
「ひとり遊びしなイカ!?」
原作8巻「1人遊びしなイカ?」
宿題ネタで絡めてる原作後半をバッサリカット。オチとしてはまとまりよし。
「まぁ私は上陸するまで みんなと一緒に遊ぶという経験がまずなかったでゲソからね…」「1人遊びマイスターとでも呼んでくれなイカ?」とイカ娘が語るところ。
原作では、「1人遊びマイスターと呼んでくれなイカ?」と言うところまで表情がどんより暗いのに、アニメ版は声高らかに宣言していて、元気だなぁ~
アリに感情移入するイカ娘。
原作では公園で一人遊びを楽しんでいる人の例として登場したが、アニメではイカ娘が実践。
代わりにアニメオリジナルの一人遊びが挿入されたが…
たける「(でもあの人は楽しんでるようには見えない…あ、泣いてる。大人って大変なんだなぁ…)」
…という、公園で空仰ぎ見て何かに絶望しているサラリーマンの姿を追加。どんなオリジナルだよ!(笑)
エンディングでもBTTF風ラジコンは元気です。
個人的に、さほど楽しめなかった回だったかもしれん…
セレクトされた原作の時点でさほど好みではないせいかも…
「Englishじゃなイカ!?」
原作8巻「英語じゃなイカ?」
たけるとイカ娘がシンディに英語を教わったら、偏差値低い栄子が大ピンチ!…という話。
後半が原作から思いっきり改変されて、アニメオリジナルの“英語っぽく聞こえる日本語連発大会”に(^^;)
アメリカ人のシンディが英語を喋る話なので、わざわざバイリンガルの帰国子女連れてきて、生天目仁美の代わりに英会話のシーンアフレコさせてた。
自然な英語力でシンディのネイティブさの説得力が増した反面、演技力が大幅ダウン!
後半のオリジナルの展開でドタバタギャグチックな流れになっているのに、喋りだけは始終落ち着いた感じのシンディに強烈な違和感!
というよりも、大概「声+固定的な外見」がアニメのキャラのアイデンティティを構成しているのに、声優は別人でしかもヨソ行きの格好でイメチェンしてる今話のシンディは、もはや新キャラ登場と言っても過言ではない(^^;)
良し悪しだなぁ…
そもそも、根幹設定は結構いい加減に流してる『イカ娘』なんだから、生天目仁美に英語喋らせてぎこちなくても、「まぁ、『イカ娘』で英語が出てくるといったらこんなモンですよね」で流してもらえると思うんだけど、案外きっちりさせましたね。
もしかして、金元寿子@イカ娘も大谷美貴@たけるも田中理恵@千鶴も結構それっぽい英語話せてたから、生天目仁美に英語喋らせるとコレ以下に聞こえるとか? ……失礼しました。
「イカ娘が英語を習うとどうなるか?」という流れを主軸にしてネタを広げた方がまとまりが良かったように思えるけど、“大学入試レベルの数学ならスラスラ解けるイカ娘”という設定がある以上、“すぐに覚える”という結果が見えたあんべ先生にこの方向でネタを広げることはできなかった…
ゆえに、数学ネタの時に解答に苦しんでいた栄子が、英語でもアホを晒す羽目に。アニメではそこをさらにエグる羽目に!(^^;)
調子に乗って失敗しても得意げな栄子に「もう栄子はそれでいいでゲソ…」と言うイカ娘で〆、ってのは完全に立場逆転というか、役割逆転だ。
おかげでこの話には、“イカ娘の行動がメインにならず、かつ、イカ娘でオチない回”というビミョーさが…
原作の、栄子がシンディを誘う下りは、アニメではバッサリカット。
「で、いつなら空いてる? シンディの都合に合わせるよ」―「別にいつでも? ヒマだし」―「(ホントに働いてないんだんだな…-_-;)」のメタネタがちょっと好きだったのに残念(^^;)
「止めなイカ!?」
原作5巻「くすぐらなイカ?」「しゃっくりしなイカ?」
あまり嬉しくない人体の反射機能、という括りで原作2編をまとめたパート。
原作でも若干あざといネタだったのが、アニメで動きと声が追加されてエロちっくさが増した(^^;)
シンディに「生物学的な意味での変態ではない」というツッコミ入れられる栄子は、なんで数学と英語分からないんだろうなぁ(^^;)
イカ娘のしゃっくり許容回数が30回と判明するシーンは、この後の話が皆でしゃっくり止めようと一生懸命(?)にシフトしていく話なのだから、もうちょっと重要そうに見える演出を施してほしかったな。
なんか説明が軽く流された感じあって、後の展開にうまくパスできていない印象があるので…
同時に、イカ娘を本気で殺しにかかる千鶴と死を覚悟するイカ娘のシーンも、もっとはっちゃけたオーバーな演出が欲しかったかもしれん。そこが仰々しいほど、その後の「生きているって、なんて幸せなんだ!」で終わる軽いオチが、陳腐にならずに有効になると思うので。
「流れなイカ!?」
原作7巻「流さなイカ?」
個人的に原作の時点で思ってるんだけど、イカ娘大好きな子どもたちは、あの何をやってもドジばかりなイカ娘のどこに「何が何でも嫌われたくいない!」と思うほど惹かれてるんだろうか…?
イカ娘が子どもに人気あるのは原作でもアニメでも端々に描写があるけれど、自分たちの楽しみを犠牲にしてまでイカ娘を立てようとするあの子たちは、尋常ではない気がする。
そこに納得してないので、前半の接待笹船競争の下りは「何をしているの、この子達?」という冷めた見方しかできなったなぁ…
後半では、まさかのミニイカ娘登場!
原作の笹船をどこまでも追っていくイカ娘の様子のネタを広げた楽しいアレンジだ。
笹船にドンドン中二病臭い名前を追加していくのは1期の「ささなイカ?」っぽくもある。
ただ、笹船に自分が乗っていると妄想して大冒険の様子を想像するシーンなので、BGMは穏やかなミニイカ娘のテーマより、インディ・ジョーンズ的なケレンの効いた音楽の方が好きだったかもしれん。
そんな個人的な好みを置いておけば、ミニイカ娘の愛らしい姿を描くにおいては、ここのスタッフは抜かりねぇな!
ミニイカ娘が出てきたので、エンディングにも2話のトンビや3話のアレックスみたいに登場するかなと思ったら…
…Aパートでたけるに道を聞いて栄子に「I'll kill you」言われた迷子の外国人が登場するサプライズ。
ええーっ、ミニイカはー!? …などと不満に思いながら、やっぱりこの番組はギャグマンガなんだなぁ、とわずかに関心した(^^)
自分で書いた前回のイカ娘感想読み返したら、基本原作との差異の指摘しかしてねぇなぁ(^^;)
まぁ、このブログの作品感想で、何かと比べずに書いたものの方が少ないんですがね…
あと、それ以外だと基本「イカちゃんカワイイ」ですべてが済んじゃうからなぁ(^^;)
「散歩しなイカ!?」
原作7巻「散歩しなイカ?」・原作9巻「サンダルじゃなイカ?」「帽子じゃなイカ?」
早苗の飼い犬・アレックスをイカ娘が散歩させるという話に、麦わら帽子・サンダル装備イカ娘、というヒジョーに萌えポイントが高い要素を、なぜ帽子とサンダルを装備することになったのか経緯描写なしに、一挙同時投入。
帽子の話もサンダルの話も原作から広げようがないし、大した経緯でもないから、端折って他の話に混ぜ込んでも問題なかろうが、イカ娘プッシュにおいてはスタッフ飛ばしてるなぁ~、という感想が出てきてしまう(^^)
原作10巻の感想を書いた際に、「高い知能を持ちながら飼い主の愛情受けられんところが『クレしん』のシロと似てるなぁ」などと書いたが、方向音痴の上に他の犬に対して極端に臆病というところはシロには無い、アレックスの残念な部分だなぁ(^^;)
そんな残念な部分を差し引いても、アレックスかわいい。もちろん、麦わらイカ娘かわいい(^^)
途中、「ボールの代わりに飛ばしたサンダル取ってこい」と言ってアレックスを怒鳴りつけるイカ娘は、ワガママが過ぎるなぁ、と思ってしまった。
このパートの脚本は監督の山本靖貴が担当なんだけど、イカ娘の魅力を削ぐような流れにしてるのはどないやんとか思いつつも、しかし、イカ娘のガキっぽい性格をしっかり反映させてると思えば不正解ではないのか。
それにしても、イカ娘の触手攻撃をほとんど避けきった土佐犬、スゲー!
「体操しなイカ!?」
原作8巻「ラジオ体操しなイカ?」
冒頭ラジオ体操部分、描写長ッ! イカ娘出てこない画面構成なのに、長ッ!
しかもラジオ体操だとNHKのものになるのでマズイのか、部分部分は似せながら「立ちながらほふく前進する運動~♪」みたいなのが多発するオリジナル体操になってたし。
おまけにエンドクレジットみたら、このパートの脚本は総監督の水島努担当なのだけど、脚本と並んで“体操振付”の役職がクレジットされて、どんだけこの体操に注力しとんねんと(^^)
オリジナル体操になったおかげで、通常は見慣れたものであるはずのラジオ体操を、イカ娘が既知感なしで変わった視点から見るというお話のキモが、ウチら視聴者も「この体操、何!?」と思えるシロモノになったことで、薄れたのは残念かも。
ただ、お蔭でシンディと千鶴だけじゃなくて、渚や早苗や栄子も話に巻き込むことができたワケだが。
イカ娘「もしかして、あの“MPを奪う”というふしぎな踊りでゲソか!?」
いや、それはあんただよ。
今回のこのパート、体操のオリジナル部分含めパロディ部分やブラックユーモア多くて、水島節がだだ漏れだなぁ、と…(^^;)
ラジオ体操に参加するイカ娘が触手のリーチに無思慮だったため周りの子どもたちにぶつけまくるというネタ、原作でもところどころ触手の長さが伸びていて、イカ娘の意思と関係なく子どもたちに攻撃して辺りがエラいこちになる状況を作り出すための無理を押し通しているような感じだったが、それでもイカ娘の周囲何人かがのた打ち回ってたぐらいだったのが、アニメでは参加の子どもたちが全滅していた。
…『BLOOD-C』(監督:水島努)で見たような気がする光景だな、この全滅っぷり(^^;)
「助けなイカ!?」
原作8巻「救助しなイカ?」
悟郎がイカ娘をライフセーバーにスカウトする話。
アニメでは、悟郎がイカ娘に報酬として与える弁当が、千鶴が作っていたものということになった。
悟郎と千鶴とのデート回フラグが立った気がするが、もしアレをアニメにするんだったら、オチにイカ娘関係ないネタをどうやって改変するのかなぁ…
イカ娘「(ライフセーバーやるなら)私も黒くならなきゃいけないのでゲソか?」
悟郎・磯崎「これ(日焼け)はユニフォームじゃねぇ!」
…のところの演出、特筆すべき箇所ではないのだけど、何か個人的に好きだな。
直前のシーンまで座ってた磯崎を、話の流れ的には特に必要ないのにわざわざ立たせて、一緒にツッコミするレイアウトに収めようとしてる工夫が、何かクるものがあるんかな…
あと、二人の顔が原作のツッコミ時と違って、白目の三白眼になってないのもポイント? …どうでもいいが。
途中悟郎と袂を分かつイカ娘。
原作では、ライフセーバーの仕事をしてみたはいいが、やっぱり来浜客のマナーの悪さが腹に据えかねて、「私が守るべきは海でゲソ! 人間共がどうなろうと知ったことではないでゲソ!」と不穏な空気漂わせて去ってしまう。
アニメでは、仕事をしてみたはいいが、助け入れる必要のないところまで介入してしまって、要領全然掴めずに悟郎に叱られて、ゴミ拾いの際に人間の身勝手さに悪態つきつつも、割れた瓶があって危ないのを助けたことまで悟郎に叱られて(悟郎は瓶のことは知らず、イカ娘も悟郎に説明はしなかった)去ってしまう、という流れに改変。
原作の、あくまでも人間の脅威から海を守るための侵略者であろうとする初心を忘れてないイカ娘の様子が、個人的に好きな描写なので改変があって残念だが、アニメはアニメで、次第にイカ娘と悟郎両者の思いのズレた部分が大きくなっていって、両者が善意なのに最後はちょっとした勘違いで関係性が崩壊してしまう、というすれ違いの流れがしっかり抑えられているので好きだな。
エンディングアニメーション。前回はアイキャンフライしたイカ娘を持ち去ったトンビが映りこんでいたが、今回はアレックス追加。
イカ娘とアレックスかわいい(^^;)
イカ娘2期第2話は、原作1話分から1パート分作っていた第1話と違って、原作2話分から1パート作る方向性。
しかし、2話分を接続する部分がイマイチな感じがした。
脚本的にも、演出のタメというかそういう感じのところにも。
Aパート「小学校に行かないか!?」は、原作2巻「小学校に行かなイカ?」3巻「蹴らなイカ?」と接続させているが、そのためにイカ娘チームへの敵対勢力を登場させて話のバイパスに使っているのに、最終的にそちらの勢力もイカ娘シンパになるので、そこに至るまでの手順が性急な気がしたなぁ…
Bパート「コスプレしなイカ!?」は、原作8巻「男装しなイカ?」9巻「メイドじゃなイカ?」「男装やめなイカ?」の豪華3本乗せ。
南風のオッサンが鮎美を海の家れもんに任せる手順が強引すぎ。
原作ではセミレギュラー設定にしかけていた渚の男装が、アニメではこのパート限りのネタに。
そして、ニセイカ娘の名前を判明させるためにわざわざ一話作っていた原作だったが、アニメではここで判明。
「ウチの店、女性客が少ないよな」という一言から始まる話だが、原作の時点で「えっ、いつの間に客層がそんな感じに?」という状況。
そこそこいた女性客は一体どこへ…?
アニメではさらに、ムサい・イカついおっさんだらけの店内状況になっていた。
青年男性客は一体どこへ…!?(笑)
メイドコスとメリケンサック着用でようやく接客業ができるようになった鮎美に、「(自分の素を隠してたら)ニセイカ娘姿でやってるのと一緒じゃねぇか!」というおっさんの指摘は鋭かったなぁ~
ただ、娘の意外な行動に狼狽えるおっさん、という原作の定番オチが個人的にちょっと好きなので、おっさんと鮎美の距離感が変わらずに終わる今回はちょっと残念。
アニメのは、おっさんの基本キャラに即した改変ではあるけど、原作オチの「基本頑固で収集付かない性格なんだけど、一人娘にちょっとでも冷たくされると傷つかずにはいられない堅物オヤジの悲哀」みたいなのが感じられて好きなんだ。
まぁ、それで終わると、ただでさえイカ娘の絡みが少ない今話がイカ娘関係なく終わってしまうし。
原作のイカ男オチは流石に面白くないと思ったのか、アニメでは、テレビで見て大人気になれる格好だと勘違いして、エリザベス女王姿になったイカ娘。
おお、いつぞやイカ娘が願った“女王様”呼ばわりが自然になされているぞ(笑)
Cパート「軽くなイカ!?」は原作3巻「やせなイカ?」&9巻「軽くなイカ?」から。
両話ともイカ娘体重ネタが出てくるので、接続は比較的自然。
ただ、「イカ娘、本当に体重100キロもあるの!?」という話題は長い間解答が謎とされていたので、ネタを一気に出したアニメ版は、原作で解答編が出た時の「来た!」感が味わえなくて勿体ない気もする。
減量で脱水症状寸前の早苗の鬼気迫る描写が、原作よりもマイルドに。
個人的に、インパクト弱くなったのが惜しい!
このネタでは、無敵キャラ・千鶴の唯一と言っていい弱点がようやく登場。
原作でも早い時点で登場していたのに、アニメ1期では出ず、千鶴に人間味ない状態が加速してたから。
原作では、イカ娘の体重操作は、腕に対するリングの位置で重さを決めていたが、アニメでは手首のリングをぐるっ回すことで調整していた。
原作・アニメで、見た目分かりやすい調整の仕方の描写を選んだということだろう。
ちなみに、原作のイカ娘飛翔シーンは、飛ぼうとした直後のコマを見ようとページをめくると、いきなり登場したトンビにがっしり掴まれてさらわれていく、というギャップに大笑いしたのだが、アニメではちょっと飛んだ後にトンビの視点ショットが少し入ってからトンビが近づいてくるので、ギャップインパクト的には落ちた印象。
でも、結局アニメでも大笑いしましたが(汗)
軽くできるのだから重くもできるという方向でオチが追加されたのは、工夫。
しかし、MAX20トンという具体的な数字を出してしまって大丈夫か?(あとミニマムの数字も)